【獣医師執筆】老犬の膿皮症を食事でサポート!皮膚にいい食材と自宅でできるケア

かぼちゃと犬

愛犬が年齢を重ね、成犬の頃には見られなかった皮膚の赤みやかゆみを繰り返すようになると、心配になりますよね。

そんなとき、

「どうして膿皮症を繰り返すのだろう?」
「皮膚に良い栄養素って?」
「食事でサポートしてあげるにはどうしたらいい?」

といった疑問をお持ちになるのではないでしょうか。

膿皮症(のうひしょう)は、犬の皮膚の常在菌である「ブドウ球菌」が過剰に増殖し、赤みやかゆみ、脱毛などを引き起こす病気です。

特に老犬では、皮膚のバリア機能や免疫力の低下、基礎疾患の影響などによって膿皮症を繰り返しやすくなることも少なくありません。

治療には抗菌薬や薬用シャンプーが必要になるケースが多いものの、「薬をやめるとすぐ再発する」「できるだけ薬に頼りたくない」と悩む飼い主さんが多いのが現状です。

そこでこの記事では、老犬が膿皮症を繰り返しやすい理由をはじめ、皮膚の健康を支える栄養素やおすすめの食事、自宅でできるケアについて獣医師が分かりやすく解説します。

最後までお読みいただき、老犬の繰り返す膿皮症への食事によるサポートについて、理解を深めましょう。

浅川雅清
獣医師

獣医師国家資格 / 動物介護士 / 犬の管理栄養士マスター / 日本獣医腎泌尿器学会認定医(2026年4月~) / Hillsフードアドバイザープログラム修了 / ノビバックワクチンアドバイザープログラム修了

浅川 雅清

獣医師歴10年。2016年4月から東京都内のペットショップ併設の動物病院に勤務。分院にて院長として勤務した後、フリーランスとして独立。2026年6月に浅川ペットケアクリニックを開院。診療業務の他、往診や記事作成、ペット用品の商品監修など幅広い業務を行う。

目次

老犬が膿皮症を繰り返しやすい理由

痒がるシニア犬

健康な犬の皮膚ではブドウ球菌が過剰に増殖することは少ないのですが、老犬では加齢による体の変化や基礎疾患などが原因で過剰に増殖し、膿皮症を繰り返しやすいことが知られています。

具体的な原因は、以下の通りです。

ここで、もう少し詳しく見ていきましょう。

①皮膚のバリア機能の低下

犬の皮膚は、外部から病原体やアレルゲンの侵入を防ぐ「バリア」の役割を担っている器官です。

しかし老犬になると、皮膚のターンオーバーの乱れから、皮脂の量や皮膚の水分量に変化が見られ、皮膚のバリア機能の低下して膿皮症を引き起こしやすくなることが少なくありません。

また、老犬では加齢とともに免疫力が低下し、若い頃なら自然に抑えられていた細菌の増殖も、シニア期では十分にコントロールできなくなることがあります。

そのため、一度膿皮症になると治りにくく、再発しやすくなる傾向があるので注意が必要です。

②アレルギーによる皮膚炎

皮膚炎の老犬

老犬が繰り返す膿皮症の背景には、アレルギーによる皮膚炎が隠れているケースが多いと言われています。

犬のアレルギーによる皮膚炎とは、「アトピー性皮膚炎」や「食物アレルギー」などです。

この中でも特に老犬では、食事に含まれるタンパク質や炭水化物源に過敏に反応してしまう「食物アレルギー」が隠れている場合が珍しくありません。

これらのアレルギー性皮膚炎が背景に隠れている場合は、膿皮症が治りにくかったり、治ってもすぐに繰り返したりすることが多いです。

③ホルモン疾患などの基礎疾患

膿皮症そのものは皮膚での細菌感染が主体ですが、その背景には皮膚以外の病気が隠れていることも多いです。

膿皮症を繰り返す老犬によく見られる病気
  • 甲状腺機能低下症
  • 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
  • 糖尿病

甲状腺機能低下症では、皮膚の細胞の新陳代謝が低下し、皮膚の乾燥や皮脂の増加といった変化が起こりやすくなります。

その結果、皮膚のバリア機能が低下し、膿皮症を繰り返すことも珍しくありません。

また、クッシング症候群では、「コルチゾール」というホルモンが過剰な状態になります。

そのホルモンの作用で、感染に対する抵抗力が低下する、皮膚や毛が薄くなる、といった変化が起こることが、膿皮症を繰り返す一つの原因です。

このように、基礎疾患がある場合は、食事やサプリメントだけでは十分なケアを行うことができないケースもあるため、自己判断で投薬を中止することは避けましょう。

膿皮症の老犬のサポートにつながる7つの栄養素

膿皮症は特定の栄養素を摂れば治る病気ではありません。

しかし、毎日の食事から皮膚や免疫機能の維持に必要な栄養素を過不足なく摂ることは、健康な皮膚を保つためのサポートになります。

皮膚の健康をサポートする栄養素
  • オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)
  • ビタミンE
  • 良質なタンパク質
  • ビタミンB群(ビオチン)
  • コラーゲン
  • 亜鉛
  • プロバイオティクス・プレバイオティクス

それぞれを詳しく見ていきましょう。

①オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)

オメガ3脂肪酸の一種であるEPAやDHAは、皮膚の炎症反応を軽減し、皮膚の健康維持をサポートする効果が期待されている脂肪酸です。

通常の犬の食生活では、オメガ3脂肪酸と比べて、オメガ6脂肪酸を摂取する割合が高くなる傾向がありますが、皮膚の健康を維持するためには適切なバランスで脂肪酸を摂取することが重要と言われています。

ただし、老犬に最適なオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスは、まだはっきりとわかっていません。

愛犬にオメガ3脂肪酸を補給したいと思ったときは、かかりつけの獣医師に相談しつつ愛犬の皮膚の様子を日々よく確認することが大切です。

②ビタミンE

ビタミンEは、細胞を酸化ストレスから守る働きを持つ抗酸化ビタミンです。

皮膚は外部環境から体を守るため、日頃から紫外線や乾燥、炎症などさまざまな刺激を受けています。

ビタミンEを十分に摂ることは、こうした刺激から細胞を守り、皮膚の健康を維持するうえで重要と考えられています。

③良質なタンパク質

タンパク質は、皮膚や被毛、筋肉など体を構成する重要な栄養です。

ダメージを受けた皮膚の細胞の修復にもタンパク質が必要になるため、不足すると健康な皮膚を維持しにくくなります。

特に老犬では、若い頃と比べて筋肉量が減少しやすいため、健康状態に合わせて十分なタンパク質を摂取することが大切です。

ただし、腎臓病などの基礎疾患がある場合は、病状によって食事管理が変わるため、自己判断で高タンパクの食事へ変更するのは避けましょう。

④ビタミンB群(ビオチン)

ビタミンB群は、エネルギー代謝など体内のさまざまな働きに関わる栄養素です。

そのなかでもビオチンは、皮膚や被毛の健康維持に関係する栄養素として知られています。

⑤コラーゲン

コラーゲンは、皮膚や関節など体内のさまざまな組織を構成するタンパク質の一種です。

皮膚の構造を支える成分でもあるため、健康な皮膚を維持するための栄養素として注目されています。

⑥亜鉛

亜鉛は、皮膚の健康維持や細胞の新陳代謝、免疫機能などに関わるミネラルです。

不足することで、皮膚や被毛の状態に悪影響を及ぼすことが少なくありません。

特に食事量が少なくなっている老犬では、必要な量の亜鉛を十分に摂取できているか注意が必要です。

⑦プロバイオティクス・プレバイオティクス

プロバイオティクスは、健康維持に役立つ生きた微生物を含む食品や成分を指し、プレバイオティクスは、水溶性食物繊維やオリゴ糖など腸内細菌の栄養源となる成分のことを指します。

どちらも腸内環境を整えるものとして有名ですが、近年では、腸内環境は免疫のバランスに関連していて、腸内の善玉菌を増やし腸の健康を保つことで、皮膚の健康につながるとして、積極的に摂取することを勧められるケースも多いです。

老犬の膿皮症を食事でサポートする3つの方法

膿皮症を繰り返す老犬を食事でサポートする方法は、次の3つです。

食事サポートの主な方法
  1. 皮膚の健康維持にいいドッグフードを選ぶ
  2. 皮膚の健康維持にいいサプリや食材をプラスする
  3. 脂質の摂りすぎや酸化に注意する

老犬では、「皮膚にいいものをたくさん食べさせる」ことよりも、必要な栄養素を無理なく摂取できる食事を毎日続けることが大切です。

また、腎臓病や膵炎、糖尿病などの基礎疾患がある場合は、獣医師と相談しながら愛犬に合った食事を選ぶようにしましょう。

ここでは、それぞれの方法や食材を詳しく見ていきましょう。

①皮膚の健康維持にいいドッグフードを選ぶ

老犬の皮膚の健康維持を考えてドッグフードを選ぶなら、皮膚に配慮した成分が含まれた総合栄養食であり、年齢による食べにくさにも配慮されているものを選びましょう。

まずは、良質なタンパク質が採用されているか公式サイトでチェックし、プロバイオティクスなどの皮膚や被毛の健康をサポートする栄養素が含まれているか原材料表記で確認してみてください。

また、老犬では歯周病や噛む力の低下などによって、硬い粒を食べにくくなることがあります。

小粒や割れやすい設計になっているかどうか、消化吸収にも配慮されているかどうかなど、食べやすさにも配慮されたものを選ぶよう意識してみましょう。

なお、食事管理が必要な基礎疾患がある場合は、かかりつけの獣医師の指示に従うようにしてください。

②皮膚の健康維持にいいサプリや食材をプラスする

フードに皮膚にいい食材のトッピング

次に、基本の食事を整えたうえで、普段の食事で不足しやすい栄養素を補う目的でサプリメントを取り入れたり、皮膚の健康維持に役立つ栄養素を含む食材をトッピングしたりする方があります。

皮膚や被毛の健康維持に必要な栄養素を十分に摂ることは、膿皮症になりにくい健康な皮膚を保つための土台づくりにつながるため、おすすめです。

ここでは、老犬でも取り入れやすい食材を中心に紹介します。

オメガ3脂肪酸を含む食材

オメガ3を含む食材

オメガ3脂肪酸の一種であるEPAやDHAは、特に魚に多く含まれています。

老犬に与えられる食材の例
  • サバ
  • イワシ
  • サケ

これらの魚を加熱して、骨を完全に取り除いたものがおすすめです。

ただし、魚には脂質も含まれているため、特に運動量が減っている老犬では、トッピングの追加によってカロリーオーバーにならないよう注意が必要です。

また、味付けはせず、長期間保存したり常温で放置したりしないことも大切です。

良質なタンパク質を含む食材

老犬では加齢によって筋肉量が低下しやすいため、皮膚だけでなく健康な体を維持するためにも、良質なタンパク質を摂取することが大切です。

老犬に与えられる食材の例
  • 鶏肉
  • 牛肉
  • 豚肉

老犬にトッピングとして与える場合は、脂身の少ない肉を選び、茹でる・蒸すなどして十分に加熱しましょう。

特に、皮を取り除いた鶏むね肉やささみ、脂身の少ない豚肉などは、比較的取り入れやすい食材です。

ただし、腎臓病やアレルギーなどの持病がある老犬では、タンパク質を制限するケースもあるため、自己判断せず一度獣医師に確認してから食材を追加しましょう。

特に獣医師から指示がない老犬では、タンパク質は過剰に制限せず、体調を見ながらしっかり摂取できるようにしてあげることがおすすめです。

ビタミンBやEを含む食材

ビタミンが豊富に含まれる野菜を、トッピングとして使用する方法もあります。

老犬に与えられる食材の例
  • かぼちゃ:ビタミンEが豊富
  • ブロッコリー:ビタミンB群を含む
  • さつまいも:ビタミンB群を含む
  • アスパラガス:ビタミンB群を含む

これらの食材は蒸したり茹でたりして柔らかくし、食べやすいようにしたうえでトッピングとして使用できます。

ただし、かぼちゃやさつまいもは比較的カロリーが高いため、与えすぎないよう注意が必要です。

プレバイオティクス・プロバイオティクスを含む食材

発酵食品には乳酸菌などのプロバイオティクスが、野菜や果物には食物繊維などのプレバイオティクスが含まれる食材があります。

老犬に与えられる食材の例
  • 無糖のプレーンヨーグルト
  • 納豆
  • かぼちゃ
  • さつまいも
  • りんご

与える際の注意点として、初めて与える食材は少量から試し、調味料などは使用しないことが大切です。

また、老犬によっては食材が体質に合わず、下痢や軟便などを起こすことがあるため注意しましょう。

さらに、野菜や果物は、加熱したり細かく切ることで、消化しやすい状態にし、カロリーの摂りすぎにならないよう、与える量は調節することが重要です。

皮膚にいい成分が配合されたサプリメント

前述した皮膚にいい栄養素は、サプリメントで補うこともできます。

老犬に与えられる食材の例
  • オメガ3脂肪酸
  • ビタミンE
  • コラーゲン
  • プロテオグリカン
  • 亜鉛
  • プロバイオティクス
  • プレバイオティクス

このようなサプリは、実際に動物病院でも処方されることがあります。

ただし、サプリメントは薬ではなく、膿皮症そのものを治療するものではありません。

サプリメントを取り入れる前には、どの成分をどのように取り入れるべきか、自己判断せず一度獣医師と相談するようにしましょう。

③脂質の摂りすぎや酸化に注意する

皮膚の健康維持には脂質が必要ですが、摂りすぎたり、脂肪酸の種類が偏ったりすると、かえって皮膚の健康管理の妨げになることがあります。

そのため、膿皮症などの皮膚トラブルが気になる場合も、「脂質をできるだけ減らす」のではなく、必要な脂質を適量摂りながら、脂肪酸のバランスにも配慮することが大切です。

特に老犬は若い頃より運動量が減り、消費カロリーも少なくなる傾向があるため、脂質の多いフードやおやつなどをたくさん与えると、肥満につながる可能性があります。

また、ドライフードは開封後、時間が経つほど空気に触れ、脂質が酸化してしまうことが多いです。

大容量のフードを購入して長期間保存するよりも、愛犬が無理なく食べ切れるサイズを選び、開封後は袋をしっかり密閉して、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。

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膿皮症の老犬のために自宅でできるケア方法

ここでは、老犬に適切なスキンケアと室内環境について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

①適切なスキンケア

老犬の皮膚は乾燥しやすいので、保湿成分が配合されたシャンプー剤を使用することがおすすめです。

洗いすぎや洗浄力の強いシャンプーは皮脂を過剰に奪い、皮膚バリア機能の低下につながる可能性があるため、製品の表示や獣医師の指示に従いましょう。

また、皮膚の細菌をコントロールするために、薬用シャンプーを使用するケースもあります。

ただし、老犬の場合は、若い犬と同じようにケアすると体への負担が大きくなることも少なくありません。

長時間のシャンプーや無理なブラッシング、冷暖房による急激な温度変化などは、かえってストレスになってしまう可能性があります。

そのため、シニア犬の膿皮症ケアでは「しっかり洗う」ことだけを目標にするのではなく、愛犬が無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。

②適切な室内環境

清潔なベッドで寝る老犬

温度や湿度が高い環境では、皮膚の常在菌が繁殖しやすくなるので、温度は20〜24℃、湿度は40〜60%ほどの環境を保つようにしましょう。

特に蒸れやすい部位(脇、内股、耳の裏など)は、膿皮症などのトラブルが起きやすくなるため、清潔に保つことが大切です。

また、おむつも蒸れる原因となるため、可能な限り短時間の使用にとどめるよう心がけてください。

夏はエアコン、冬は加湿器を使用し、温度・湿度を適切に保つことが重要です。

そして、老犬は寝ている時間が長くなるため、ベッドや毛布なども定期的に掃除することを忘れないようにしましょう。

皮膚から出た皮脂やフケなどが付着した寝具を長期間そのままにしていると、皮膚への刺激になるため、注意が必要です。

老犬の膿皮症に関するQ&A

ここでは、老犬の膿皮症についてよくある疑問についてまとめました。

老犬の膿皮症はヨーグルトで治る?

ヨーグルトを食べるだけで、老犬の膿皮症が治るとはいえません。

ヨーグルトには腸内環境を整えることが期待される成分が入っていることが多いため、皮膚の健康維持に適した食材です。

しかし、膿皮症は皮膚に存在する細菌の増殖によって炎症が起こる病気で、多くは獣医師による治療が必要です。

そのため、「ヨーグルトを食べて腸内環境を整えれば、皮膚の細菌も減って膿皮症が治る」という単純な関係ではありません。

膿皮症が疑われる場合は、まず動物病院で皮膚の状態を確認してもらいましょう。

老犬の膿皮症にビオフェルミンは効く?

ビオフェルミンもヨーグルトと同様で、飲ませれば老犬の膿皮症が治る、とはいえません。

その理由は、ビオフェルミンは整腸剤で、膿皮症そのものを治療する薬ではないからです。

また、人間用の医薬品を老犬に自己判断で与えることは避けましょう。

腸内環境の健康維持を目的として使用するのであれば、犬用の整腸剤もあるため、使用する場合は獣医師に相談のうえ、犬用の製品を選ぶようにしてください。

なお、膿皮症を繰り返している犬では、腸内環境だけに注目するのではなく、アレルギーや内分泌疾患など、皮膚トラブルの背景にある病気がないかを確認することも重要です。

食事やサプリメントをサポートとして取り入れることと、膿皮症の治療を行うことは分けて考えましょう。

老犬の膿皮症が悪化するとどうなる?

膿皮症が悪化すると、皮膚の赤みやかゆみが強くなったり、かさぶたや脱毛などの症状が広がったりすることがあります。

かゆみが強くなると、老犬が患部を掻いたり舐めたりすることで皮膚をさらに傷つけ、症状が悪化するという悪循環に陥ることも珍しくありません。

また、表面的な皮膚炎だけでなく、感染がより深い部分まで及ぶケースもあり、基礎疾患によっては全身的に体調を崩す可能性も否定できません。

そのため、「少し赤いだけだから」「食事を変えて様子を見よう」と長期間放置するのはおすすめできません。

受診するべき膿皮症の症状
  • ブツブツや赤みが急速に増えている
  • 脱毛が広がっている
  • 強いかゆみが続いている
  • 膿や出血がある
  • 元気や食欲がない
  • 治療しているのに改善しない
  • 薬を中止するとすぐに再発する

このような症状が見られる場合には、早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ|老犬の膿皮症はバランスのよい食事と無理のないケアでサポート

老犬の膿皮症は、加齢による皮膚バリア機能の変化だけでなく、アレルギーや甲状腺機能低下症、クッシング症候群などの基礎疾患が関係していることがあります。

膿皮症そのものを食事だけで治すことはできませんが、オメガ3脂肪酸や良質なタンパク質、ビタミン類などをバランスよく摂ることで、愛犬の皮膚の健康維持をサポートしてあげましょう。

食事に加えて、愛犬の負担にならないスキンケアや室内環境の整備も取り入れることで、より膿皮症の再発予防につながります。

繰り返す場合や症状が悪化している場合は、自己判断で薬を中止せず、獣医師に相談し、原因を確認することが大切です。

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この記事を書いた人

浅川 雅清のアバター 浅川 雅清 獣医師

2016年日本大学生物資源科学部獣医学科卒。
同年よりペットショップ併設の動物病院にて勤務。
犬・猫・うさぎ・ハムスターの診察を中心に、ペットショップの生体管理や採用業務、ペット用品の開発に携わる。
1年間の院長経験を経て、2024年よりフリーランスとして独立。2026年6月に浅川ペットケアクリニック開院。
現在は診療業務の他、オンラインでの医療相談、往診、コラム作成、SNS監修、多数の商品監修などを行っている。

【保有資格】
獣医師国家資格 / JADP認定動物介護士(R) / 犬の栄養管理士マスター / 日本獣医腎泌尿器学会認定医(2026年4月~)/ Hillsフードアドバイザープログラム修了 / ノビバックワクチンアドバイザープログラム修了

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