老犬の薬の飲ませ方|飲まないときのコツを獣医師が解説

毎日の薬は、愛犬の治療に欠かせない大切なものです。

それでも、薬を嫌がる愛犬を見ていると、「どうすれば飲んでくれるんだろう」と悩んでしまいますよね。

特に老犬では、若い頃には簡単に飲めていた薬を、突然嫌がるようになることがあります。

老犬が薬を飲まないときは、「薬が嫌いだから」と決めつけず、背景にある体調の変化にも目を向けることが大切です。

今回は、老犬の薬の飲ませ方について、

  • 老犬が薬を飲まなくなる主な原因
  • 食べ物に隠して薬を飲ませる方法
  • 錠剤やカプセルを直接飲ませる方法
  • 粉薬や液体薬をシリンジで与える方法
  • 薬を吐き出したときや、むせたときの対応

を獣医師がわかりやすく解説します。

毎日の投薬は、飼い主にとっても愛犬にとっても負担になりやすいものです。

ぜひ最後までお読みいただき、老犬の毎日のケアにお役立てください。

大西一輝
獣医師

獣医師国家資格 / 東京大学 研修医修了 / 動物皮膚科コンサルタント認定獣医師 / 犬の心エコー図検査実地トレーニング全課程修了

大西 一輝

東京大学動物医療センター内科研修課程を修了後、一般診療および皮膚科専門診療に従事。これまでに国内外での学会発表や論文執筆も行い、臨床と研究の両面から知見を深める。

目次

そもそも老犬が薬を飲まないのはなぜ?主な5つの原因

高齢になると、食欲や嗅覚、口の中の状態、飲み込む力などが少しずつ変化します。

また、慢性疾患の影響で体調が悪くなり、これまでできていたことが難しくなることも少なくありません。

だからこそ、「どうやって飲ませるか」を考える前に、まずは「なぜ飲めないのか」を知ることが大切です。

ここでは、老犬が薬を飲まない主な5つの原因を紹介します。

薬の苦味やにおいが嫌だから

薬によっては苦味が強く、食べ物と一緒に口へ入っても、その味を嫌がって吐き出すことがあります。

また、犬は人よりも嗅覚が優れているため、飼い主さんには気づきにくい薬のにおいまで感じ取ることができます。

そのため、薬を与えたときに愛犬が以下のような反応をしていたら、薬の苦みにおいが原因かもしれません。

  • 薬を飲ませようとすると、口を閉じる
  • 薬だけを吐き出す
  • 薬を口にした直後に、よだれが増える
  • 口をくちゃくちゃ動かしたり、舌なめずりを繰り返したりする

特に薬を毎日飲んでいる老犬では、薬を口にしたときの苦味や独特のにおいが、投薬を嫌がる直接的なきっかけになることもよくありますよ。

薬が入っていることを覚えて警戒するから

薬をおやつに混ぜることを繰り返すと、「このおやつを食べると苦い味や不快感がする」と覚え、薬が入っていないときまでそのおやつを警戒する犬もいます。

犬は過去の経験をもとに、食べ物に対する好みや警戒心を身につける動物です。

そのため、においをかいだだけで食べなくなったり、口元に持っていくと避けたりすることもあります。

特に老犬では、慢性疾患の治療などで長期間にわたって薬を飲み続けるケースも少なくありません。

投薬の経験が積み重なり、薬だけでなく、薬を隠すための食べ物まで「嫌なもの」として覚えてしまうのです。

食欲が落ちていて食べ物自体を受けつけないから

薬をおやつに混ぜても飲んでくれないときは、薬が嫌なのではなく、そもそも食欲が落ちていて口にしない可能性があります。

老犬では、病気による体調不良や痛み、吐き気などをきっかけに、食欲が低下することも珍しくありません。

特に、これまで問題なく食べていた老犬が急に食事やおやつを拒むようになったときは、投薬の問題だけでなく、食欲が落ちている原因にも目を向けることが必要です。

歯周病や口の痛みで食べにくいから

老犬では、歯周病や歯の破折、口の中の炎症、しこりなどが原因で、食べ物を口に入れたり、噛んだりする動作が難しく、薬を飲まないことがあります。

このような場合、「薬だけ嫌がっている」と思っていたら、実は硬いフードも食べにくくなっていた、というケースも少なくありません。

次のような変化は、口の中の痛みを疑う手がかりになるでしょう。

口の中の痛みのサイン
  • 硬いフードを残すようになった
  • 食べ物を口から落とすようになった
  • 片側だけで噛むようになった
  • 食事に時間がかかるようになった
  • よだれが増えた
  • 口を触られるのを嫌がる
  • 口臭が強くなった

薬だけを嫌がっているように見えても、食べ方そのものに変化があれば、口の中の痛みや病変が原因かもしれません。


飲み込む力が低下したり、体調が悪かったりするから

老犬では、加齢や病気の影響で、薬や食べ物を飲み込む機能が低下します。

また、喉や食道の病気に加え、神経や筋肉の異常も、飲み込みにくさを引き起こす原因です。

そのため、薬を口に入れてもなかなか飲み込めなかったり、飲み込むときにむせたり、咳き込んだりすることがあります。

さらに、薬や水、食べ物が誤って気道に入ると、誤嚥性肺炎を引き起こすおそれもあるため、注意しましょう。

老犬の薬の飲ませ方は「食べ物に隠す→直接投与」の順がおすすめ

老犬に薬を飲ませるときは、できるだけ負担やストレスの少ない方法から試すことが大切です。

直接口に薬を入れる方法では、犬が口を開けることを嫌がったり、体を押さえられることに抵抗したりする場合があります。

飼い主としても、嫌がる愛犬に薬を飲ませることに戸惑いや心苦しさを感じるかもしれません。

嫌がるのに無理に飲ませようとすると、投薬への警戒心が強まり、ますます薬を飲まなくなることもあるため、
食べ物に隠す→直接投与の順に試してみましょう。

老犬の薬の飲ませ方①食べ物に隠す

食欲があるなら、薬を少量の食べ物や投薬補助用のおやつに包む方法がおすすめです。

その際は、薬を包める程度の少量を用意し、「薬なし→薬入り→薬なし」の順に与えるといいでしょう。

このように工夫すると、自然な流れで食べ進めやすくなり、薬入りの一口だけで食べるのをやめてしまうのを防ぎやすくなります。

また、老犬が自分から食べてくれれば、無理に口を開けずに済むため、飼い主さんの負担も軽減できます。

与えた後は、薬をきちんと飲み込めたか確認してください。

ただし、薬を食べ物に混ぜてもよいか、事前に獣医師へ確認することが大切です。

薬によっては、食事と一緒に与えると吸収や効果に影響したり、特定の食品との組み合わせに注意が必要だったします。

主食のフード全体に薬を混ぜない

途中で食べるのをやめると、薬をどれだけ摂取できたのか分からなくなってしまうため、薬を主食のフード全体に混ぜるのは避けましょう。

また、薬を主食のフードに混ぜることを繰り返すと、「このフードを食べると苦い味や不快感がする」と覚え、薬が入っていないときまで警戒し、そのフードを食べなくなるおそれもあります。

主食は毎日の食事に欠かせず、簡単に変更できないため、薬を混ぜることで主食そのものを嫌いにならないよう注意が必要です。

薬は主食に混ぜず、投薬用のおやつや、薬を包める程度の少量のフードなどに隠すとよいでしょう。

療法食を食べている犬や体重管理が必要な犬では、使用する食べ物について獣医師に相談してください。

カプセルで苦みやにおいをごまかしてから食べ物に包む

食べ物に混ぜても薬だけを吐き出してしまう犬には、空のカプセルを利用する方法もあります。

カプセルに薬を入れると、薬が舌に直接触れにくいため、苦味を感じにくくなるほか、カプセルごと少量の食べ物に包めば、薬のにおいも気づかれにくくなります。

小型犬や老犬では、カプセルの大きさにも配慮しましょう。

一般に、4号や5号などの小さめのカプセルが選択肢になりますが、実際に飲み込めるサイズかどうかは、愛犬の体格や飲み込む力に応じて判断する必要があります。

空のカプセルは、動物病院で取り扱いを確認したり、Amazonなどの通販サイトで購入したりできます。

ドラッグストアでは大きめのサイズが中心の場合もあるため、小さいサイズを探すなら事前に確認するとよいでしょう。

ただし、薬によってはカプセルに入れることで、本来の効果が得られにくくなる場合があります。

例えば、口の中で速やかに溶ける口腔内崩壊錠などは、剤形の特徴を損なう可能性があるため、使用前に獣医師へ相談しましょう。

カプセルを開けたり錠剤を砕くときは事前に獣医師に確認する

錠剤を砕いたりカプセルを開けたりすると薬を食べ物に隠しやすくなりますが、薬によっては成分が放出される速度や吸収される場所が変わり、期待した効果が得られなくなるおそれがあります。

例えば、薬の成分が少しずつ体に取り込まれるように作られた薬は、砕くと成分が一度に放出され、効き方が変わってしまうのです。

また、胃では溶けず、腸で溶けるように工夫された薬も、砕くことで本来の働きが損なわれる可能性があります。

さらに、薬を砕くと苦味が強くなり、かえって飲みにくくなる場合もあるため、注意が必要です。

錠剤を砕いたり、割ったり、カプセルを開けたりする前に、獣医師に確認しましょう。

老犬の薬の飲ませ方② 錠剤・カプセルを直接飲ませる

食べ物に薬を隠しても吐き出してしまう場合は、錠剤やカプセルを直接飲ませる方法も選択肢になります。

直接飲ませるときは、落ち着いた状態で手早く行うことが大切です。

基本的な手順は次のとおりです。

薬を直接飲ませる手順
  1. 薬を手元に準備する
  2. 愛犬が安定して立つ、または座れる姿勢にする
    …おすわりができる犬は、飼い主の前でお尻を飼い主側に向けて座らせると、体を支えやすくなります。立っているほうが落ち着く犬は、無理に座らせる必要はありません。愛犬が安定できる姿勢を選びましょう。
  3. 利き手ではない手で頭や口元をやさしく支える
    …利き手ではない手で頭や口元を支え、もう一方の手で薬を持ちます。
  4. 口を開け、薬を舌の奥側へ置く
  5. 口を閉じ、飲み込んだことを確認する
    …なかなか飲み込まない場合は、喉元をやさしくなでたり、鼻先にそっと息を吹きかけたりすると、飲み込む動作がみられます。
  6. 飲み込めたら、やさしく声をかけてほめたりご褒美をあげる

ただし、老犬が強く抵抗する、口を触られるのを嫌がる、うまく飲み込めないといった様子が見られたら、飼い主が噛まれたり、老犬がえずいたりするおそれがあるため、いったん中止しましょう。

その後は無理に続けず、薬の与え方や別の方法に変更できるか、かかりつけの獣医師に相談してください。

飲み込んだことを確認する

薬を口に入れただけでは、きちんと飲み込めたとは限りません。口を閉じたあとに、「ごっくん」と飲み込む様子が見られるか確認しましょう。

実は、口の中に薬を残したまま、飼い主さんが手を離したあとに吐き出す犬もいます。

舌をなめるような動作なども参考になりますが、こうした動きだけで薬を飲み込んだと判断することはできません。

口元や床に薬が落ちていないかも確認してください。

また、薬を飲んだあとに水を飲ませることで、薬が食道を通りやすくなるため、むせやすい老犬でなければ試してみる価値があります。

投薬器を使うと直接投与しやすい

錠剤やカプセルを指で口の奥へ置くことが難しい場合は、投薬器を利用する方法もあります。

投薬器は、先端に薬をセットし、口の中で薬を押し出すための道具です。

初めて使う場合は、動物病院などで実際の使い方を教えてもらいましょう。

直接投与が難しい場合には、薬の種類に応じて、粉薬や液体薬など別の剤形に変更できるか獣医師に相談してみてください。

老犬の薬の飲ませ方③ 粉薬・液体薬をシリンジで与える

粉薬や液体薬は、シリンジを使って口から与える方法も有用です。

ただし、薬を水などに溶かしてよいか、どの程度の量で調製するかは、薬の種類によって異なります。

自己判断で混ぜず、事前に獣医師へ確認しましょう。

また、シリンジを使って投薬するときに特に注意したいのが、薬や液体の誤嚥です。

誤嚥とは、飲み込むはずのものが誤って気道へ入り込むことを指し、ときには誤嚥性肺炎の発症に繋がります。

誤嚥を防ぐためには、口の横から少量ずつ与え、飲み込む時間を十分に取ることが大切です。

基本的な手順は次のとおりです。

粉薬・液体薬をシリンジで与える手順
  1. 指示された量の薬をシリンジに準備する
  2. 愛犬が自然に座る、または立てる姿勢にする
  3. 犬歯の後ろ側にある口のすき間から、シリンジをそっと入れる
  4. 先端を喉の奥へ向けず、口の横から少量ずつ薬を出す
  5. 愛犬が飲み込むのを待ってから、次の量を与える
  6. すべて与え終えたら、むせや咳などの異常がないか確認する

ただし、手順どおりに行っても、飲み込む力が弱い犬では誤嚥を防ぎきれない場合があります。

以前から水や食べ物でむせる犬や、神経・食道の病気が疑われる犬では、シリンジ投与を始める前に必ず獣医師へ相談してください。

むせたり咳をしたら、いったん中止する

シリンジで薬を与えている途中に、愛犬がむせたり咳をしたりしたら、いったん投薬を中止しましょう。

むせや咳は、薬や液体をうまく飲み込めていないサインかもしれません。

そのままシリンジで投薬し続けると、誤嚥するおそれがあります。

投薬を中止したあとは、愛犬の呼吸や全身状態を観察してください。

咳が続く、呼吸が速い、苦しそうに呼吸する、元気や食欲が落ちるといった変化があれば、早めに動物病院へ相談しましょう。

呼吸が明らかに苦しそうな場合は、緊急の受診が必要です。

液体薬を与えるときは頭を無理に上向きにしない

液体薬を飲ませる際、薬を喉へ流し込もうとして、愛犬の頭を大きく上向きにするのは避けましょう。

犬が自分のペースで飲み込めなくなり、誤嚥する危険が高まります。

また、「早く全部飲ませたい」と焦ると、一度に与える量が多くなりがちです。

投薬では、速さよりも安全に飲み込めることを優先しましょう。

老犬の薬の飲ませ方に関するよくある質問

老犬のチワワ

老犬への投薬では、薬を吐き出したときや、飲めたかどうか分からないときなど、判断に迷う場面もあります。

ここでは、飼い主さんが気になりやすい疑問と、その対応を紹介します。

薬を吐き出したら、もう一度飲ませてもいい?

薬を吐き出しても、自己判断ですぐにもう一度飲ませるのは避けましょう。

薬を吐き出したときは、次の情報を整理して処方した動物病院へ相談してください。

  • 薬が完全に出てきたか、一部だけか
  • 投薬からどのくらい時間が経ったか
  • 薬の名前と1回量
  • 吐き出した薬が原形を保っているか
  • その後の愛犬の様子

特に液体薬を与えたあとに犬が一部を吐き出した場合、まったく飲み込んでいないと確信できない限り、再投与しないのが基本です。

また、薬によって吸収の速さや再投与の判断は異なるため、獣医師の指示に従いましょう。

薬を飲んだか分からないときはどうする?

飲んだかどうか分からない場合も、自己判断で追加投与しないことが基本です。

処方された動物病院へ連絡し、適切な対応方法を確認しましょう。

また、毎日複数の薬を飲ませている場合は、投薬チェック表を活用するのもおすすめです。

「朝:心臓の薬」「夜:心臓の薬・ほかの薬」のように、与えた時刻と薬を記録しておけば、家族間の重複投与や飲ませ忘れを防ぎやすくなります。

もし投薬管理が負担になっている場合には、投与回数を減らせる薬や別の剤形に変更できないか、獣医師へ相談してみましょう。

食欲がない老犬にも薬を飲ませていい?

食欲がない老犬でも、獣医師が薬の種類や体調を確認し、問題ないと判断した場合は、指示どおりに飲ませてください。

薬によっては空腹時に与える必要があったり、食事と一緒に与えるよう指示されていたりするため、食欲がないときの対応は一律ではありません。

また、老犬の食欲低下には、腎臓病や消化器の病気、口の中の痛みなどが関係している場合もあります。

食事をほとんど食べない、嘔吐する、ぐったりしているといった体調の変化が見られたら、投薬方法だけでなく、体調についても相談することが大切です。

薬を飲ませると老犬がむせるのはなぜ?

薬や水分をうまく飲み込めていない可能性があります。

液体薬をシリンジで一度に多く与えると、飲み込む動作が追いつかず、薬や液体が気道へ入り込み誤嚥性肺炎を発症するおそれがあります。

一方で、投与量やシリンジの使い方に気をつけてもむせる場合は、飲み込む機能そのものに問題がないか動物病院での確認が必要です。

なお、投薬後に一時的な咳が出たからといって、必ずしも誤嚥性肺炎になったとは限りません。

ただし、咳が続く、呼吸が速い、元気や食欲が低下するといった変化があれば、早めに診察を受けてください。

呼吸が苦しそうな場合は、緊急の受診が必要です。

老犬が急に薬を飲まなくなったのはなぜ?

急に薬を嫌がるようになった場合は、薬への苦手意識だけでなく、体調や口の中の変化にも注意が必要です。

これまで問題なく飲めていたのに急に薬を拒むようになった場合、薬の苦味やにおいに気づいた、薬を食べ物に混ぜられる経験を重ねて警戒するようになった、といった理由が考えられます。

一方で、歯周病や歯の痛み、口の中の炎症などによって、食べたり飲み込んだりすること自体がつらくなっている可能性もあります。

食欲の低下や吐き気、全身状態の変化が影響している場合もあるため、ほかの症状がないか確認しましょう。

特に、食事も食べなくなった、よだれが増えた、食べ物を口から落とす、薬や水を飲むとむせる、元気がないといった変化が見られる場合は、早めに動物病院へ相談してください。

老犬がどうしても薬を飲めないときは?

無理に飲ませ続けず、処方された動物病院へ相談しましょう。

薬を嫌がる愛犬に何度も投薬を試みると、飼い主さんと愛犬の双方に負担がかかります。

また、強く抵抗する犬や、薬を飲むたびにむせる犬では、無理な投薬がけがや誤嚥につながることも珍しくありません。

動物病院では、薬の種類や治療内容に応じて、次のような方法を検討できる場合があります。

  • 錠剤から粉薬や液体薬など、別の剤形に変更する
  • 食べ物に混ぜる方法や投薬器の種類・使い方を見直す
  • 同じ目的で使える別の薬へ切り替える
  • 投薬回数や治療計画を調整する

愛犬の状態に合った方法を獣医師と一緒に探し、無理なく続けられる投薬を目指しましょう。

まとめ|老犬の薬の飲ませ方は無理をせず愛犬に合った方法を選びましょう

サプリメントとキャバリアの老犬

高齢になると、食欲の低下や歯・口の痛み、飲み込む力の衰えなどにより、薬を飲みにくくなることがあります。

急に薬を嫌がるようになった場合は、体調にも変化がないか確認しましょう。

食欲があり、食べ物と一緒に与えてよい薬なら、少量の食べ物や投薬補助用のおやつに包む方法がおすすめです。

ただし、飲み込む力が弱くなっている場合は、無理に飲ませると誤嚥の危険があります。

むせたり咳き込んだりしたら中止し、獣医師に相談してくださいね。

愛犬の年齢や体調に合わせて、飼い主さんも無理なく続けられる方法を見つけていきましょう。

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この記事を書いた人

大西 一輝のアバター 大西 一輝 獣医師

東京大学動物医療センターでの研修修了後、一般診療や皮膚科診療、オンライン診療に携わり、これまで多くのわんちゃん・ねこちゃんと向き合ってきました。

愛犬と愛猫について心配に思うことや気になる症状など、些細なことでもぜひご相談ください。飼い主様と丁寧に対話することを心掛けています。少しでもお力になれれば幸いです。

【保有資格】
獣医師国家資格 / 東京大学 研修医修了 / 動物皮膚科コンサルタント認定獣医師 / 犬の心エコー図検査実地トレーニング全課程修了(Life&Tail)

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