近年は、情報収集の方法も多様になりましたね。
InstagramやX、TikTokなどのSNSや、YouTubeを活用している飼い主さんも多いのではないでしょうか。
さらに、生成AIの登場で、知りたいことを会話するように気軽に調べられるなど、新たな情報収集の形も生まれてきました。
しかし、情報収集できる場所が増えた分、誤った情報も多いのが実情です。
特に、愛犬の食事や体調に関する情報は健康や命に直結するため、正しい情報を得ることが大切ですが、これだけ情報があふれていると何が正しいのかわからないですよね。
愛犬を守るためにも、飼い主さんは情報を見分ける必要性、発信する側には正確な情報を届ける責任があることを、改めて考えなければいけないのではないでしょうか。
そこでいぬのじかんでは、全国の犬の飼い主さん1,015人を対象に、愛犬に関する情報収集の実態についてアンケートを実施しました。
獣医師3名にもご協力いただき、AIに対する見解も伺っているので、ぜひ最後までご覧ください。
※この記事で使用される百分率(%)は各項目の数値が割り切れない場合、その総数が99.9%〜100.1%の間で変動いたします。
愛犬に関する情報を調べるときに重視していることは「情報の正確さ」が800人超で最多

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■愛犬に関する情報を調べるときに重視していることは?※複数回答
・情報の正確さ:801人
・情報のわかりやすさ:528人
・専門家の解説・監修:490人
・疑問や不安が解決できる:474人
・実際の飼い主体験がある:305人
・すぐに結論がわかる:217人
・情報量の多さ:145人
・回答時間の早さ:114人
愛犬に関する情報を調べるときに重視していることで最も多かったのは、「情報の正確さ」801人でした。
当然といえば当然の結果ですが、現在は犬は家族の一員という考えが浸透してきており、大切な愛犬に関することだからこそ、より慎重に情報を選びたいと考えていることがうかがえます。
次いで「情報のわかりやすさ」528人、「専門家の解説・監修」490人と多く、正確な情報であることに加え、理解のしやすさや信頼できる形で発信されていることも求められているようです。
一方で、「実際の飼い主体験がある」も305人と一定数の回答がありました。これは、正確な情報だけでなく、自分と似た状況の人がどうしたのか知りたいという飼い主さんも少なくないのかもしれません。
愛犬に関する情報を調べるときは3位「生成AI」2位「専門家に聞く」1位「検索エンジン」

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■普段、愛犬に関する情報を調べるときは何を使用してる?※複数回答
・GoogleやBing、Yahoo!などの検索エンジン:873人
・獣医師やトリマーなど専門家に聞く:526人
・ChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AI:377人
・YouTube:321人
・XやInstagram、TikTokなどのSNS:313人
・家族や友人・知人に聞く:292人
・Google AIモード・Perplexity・FeloなどのAI検索:161人
・本や雑誌:151人
・noteやアメブロなどの個人発信プラットフォーム:43人
普段、愛犬に関するときに使用しているもので最も多かったのは、「GoogleやBing、Yahoo!などの検索エンジン」873人でした。
近年は、検索エンジン離れが起きているとも言われており、実際にナイル株式会社が実施した調査では、20代の約5割が検索エンジンをまったく使わないという結果になっています。(※)
しかし、今回の調査では、20代の約9割が愛犬に関する情報収集に検索エンジンを使用していました。

一般的な情報収集とは異なり、愛犬に関する情報では、若い世代でも検索エンジンが重要な役割を担っていることがうかがえます。
また、全体では「獣医師やトリマーなど専門家に聞く」が526人で2番目に多く、「ChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AI」は377人で3番目に多い結果となりました。
SNSが情報収集の主流になったとも言われていますが、検索エンジンや専門家を大きく下回り、愛犬に関する情報では必ずしもそうではないのかもしれません。
(※)参考:ナイルのSEO相談室「生成AI時代に検索はどれくらい使われている?検索エンジンの利用実態調査」
愛犬に関する情報収集は「検索エンジン」が主流も、「AI」との併用は7割超

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■愛犬に関する情報を調べるときは検索エンジンとAIのどちらを利用してる?
・検索エンジンのほうが多い:38.1%(387人)
・検索エンジンのみ:24.8%(252人)
・検索エンジンとAIを同じくらい:24.7%(251人)
・AIのほうが多い:12.1%(123人)
・AIのみ:0.2%(2人)
愛犬に関する情報を調べるときに、検索エンジンとAIのどちらを多く利用しているかでは、「検索エンジンのほうが多い」が38.1%(387人)で最多となりました。
一見、検索エンジンが優勢に見えますが、「検索エンジンのみ」は24.8%(252人)にとどまり、残りの7割超の飼い主さんはAIも利用していることがわかります。
愛犬に関する情報収集では検索エンジンが主流である一方、AIによる情報収集も浸透しつつあるようです。
また、年代別や性別でも違いがあるのか気になったので確認してみましたが、検索エンジンとAIの利用傾向に大きな差は見られませんでした。
飼い主さんの実際のコメントをご紹介します。
「信用できない」から検索エンジン!「今すぐ解決できる」からAI!実際のコメント
検索エンジンのほうが多い
女性 / 40代AIはたまに、誤っていることをあたかも正しいことのように伝えてくることがあります。愛犬のことで重要なことほど自分の目で情報をちゃんと見て判断したいので、検索エンジンのほうが多いです



AIは検索の要約であることが多く、正確な情報元の発信であるのか確かめる必要があるため面倒に感じている



基本的な知識の網羅や整理には生成AIが便利ですが、健康や食事に関する医学的な根拠、最新の正確な情報を得るためには、専門家や一次発信者が明記されている検索エンジン経由のウェブサイトのほうが信頼性が高いと考えているためです
検索エンジンのみ



AIは間違いを発信する事があるので、結局情報を調べ直す手間がかかるからです



AI はあまりにもハレーションがひどすぎるから



実際に犬を飼っている人の生の情報であったり、獣医師の話であったりの根拠を確認できるから
検索エンジンとAI同じくらい



比較的簡単な質問の場合は検索エンジンを利用し、具体的で様々な意見がほしい時はAIを利用している



検索エンジンで上位に出てくるサイトの信用性がわからない時や、飼い犬の情報を考慮して情報を得たいときはAIを使うが、基本的には検索エンジンを利用する



検索エンジンでは幅広い情報を比較しやすく、AIでは疑問をすぐに文章化して整理できるため両方を使うことで理解が深まると感じています。また急いでいる時はAIが便利で、詳しく調べたい時は検索エンジンを使うなど状況によって使い分けています
AIのほうが多い・AIのみ



会話調で質問でき、私の環境や性格も考慮した答えが返ってくるから



すぐに回答をしてくれて相談にもなってくれるから情報を調べるには AI の方が早いです



ネットにただ載っているだけの万人向けの情報より、愛犬だけに絞った情報を収集できるから



特定の商品などの検索は検索エンジンを使用することが多いけど、例えば老犬の体調管理といったふわっとした疑問はAIの方が解決しやすいし、そこからリンクも貼ってくれているのでさらに詳しい情報も得やすいから
今回寄せられたコメントを見ると、検索エンジンを利用する理由としては、「根拠を確認できる」「情報源を比較できる」「専門家や実際の飼い主の声を見られる」といった、信頼性の高さを挙げる声が占めていました。
一方で、AIを利用する人からは、「会話しながら相談できる」「すぐに答えが得られる」といった手軽さや個別性を評価する声が多く見られました。
検索エンジンとAIは、どちらか一方を選ぶというよりも、それぞれの特徴を理解したうえで活用している飼い主さんも少なくないようです。
AIを使って愛犬に関する情報を調べるメリットを感じる飼い主は約6割


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■愛犬に関する情報をAIで調べるメリットがあると感じる?
・やや感じる:41.4%(420人)
・どちらともいえない:22.9%(232人)
・とても感じる:19.2%(195人)
・あまり感じない:13.2%(134人)
・まったく感じない:3.3%(34人)
愛犬に関する情報をAIで調べるメリットについては、「やや感じる」が41.4%(420人)で最多となりました。
「とても感じる」の19.2%(195人)もあわせると、60.6%の飼い主さんがメリットを感じているようです。
一方で、「あまり感じない」13.2%(134人)、「まったく感じない」3.3%(34人)と、メリットを感じていない飼い主さんも16.5%いることは見過ごせません。
AIは手軽に回答を得られる一方で、情報の正確性や根拠のわかりにくさに不安を感じる飼い主さんもいると考えられます。
特に、愛犬の食事や体調に関する情報では、誤った判断につながることへの懸念から、AIの利用に慎重になっているのかもしれません。
どうしてそう感じるのか、実際のコメントを見ていきましょう。
「すぐにわかる」のがメリット!「嘘をつく」からメリットを感じない!実際のコメント
やや感じる



複数のウェブサイトを1つずつ見に行かなくても、AIが情報を要約して箇条書きなどで教えてくれるため、調べる時間を大幅に短縮できるから



ちょっとわかりにくい状況の時、検索エンジンでどう調べればいいかをAI経由で確認できるため



AIは知りたい内容を短時間で整理してくれる点が便利だと感じています。特に、症状の可能性や注意点などをまとめてくれるので、急いで情報を知りたいときに役立ちます。ただし、最終的な判断は専門家の意見が必要だと思っているため、AIはあくまで補助的な情報源として利用しています
とても感じる



気になる症状やフードの違いなどをすぐにまとめて確認できる点にメリットを感じます。夜間や病院に行く前の不安なときにも参考にしやすいです



病気などの症状を一番初めに気軽に相談できる点にメリットを感じる。また症状について詳しく書き込める点も良い



一言で言えば簡単。多くの情報の中から自分の欲しい情報を得るのに時間がかかる。AIなら選んでくれるから楽。もっと詳しく正しい情報を知りたければ、AIが抽出した情報を辿っていけばいいので時間も短縮されて楽です
どちらともいえない



AIは短時間で情報を集約してくれるのは便利ですが、古い情報に騙される可能性があるのでメリットがあるとは言い切れません



身体や命に関すること以外の軽いことを聞くのには向いていると思います。ただ間違った情報があったりするため命に関わるものは調べないほうがいいと思います



比較する為に表など自分がわかりやすく出来るのがメリットです。メリットを感じないのは、信用し過ぎるのもプロンプト次第で危なく感じます
あまり感じない・まったく感じない



AIは便利ではあるものの、情報の出典が明確でない場合があり、愛犬の健康やしつけなど重要な内容については正確性に不安を感じることがあるため



AIは機械。情報を得ることができても、犬や家族の気持ちはわからない。嘘をつくので信用できない



まだまだ正確な回答が得られないからです。愛犬に万が一のことがあった場合、AIを使ったことに後悔しそうだからです



情報の根拠となる一次情報や出典が自分で確認しづらい点があります。特に愛犬の健康やしつけなど重要な内容については、誤情報や一般化された内容だけでは判断が難しいため、最終的には信頼できる専門サイトや獣医師の情報を直接確認したいと考えています。また、AIの回答は便利ではあるものの、状況によって内容が変わる可能性があるため、確実性という面で不安が残ると感じています
実際のコメントを見ると、AIにメリットを感じている飼い主さんは、「すぐに答えが得られる」「情報を整理してくれる」「会話しながら相談できる」といった利便性を評価する声が多く見られました。
また、検索エンジンでどう調べていいかわからない時でも、AIはうまく情報をまとめてくれるため、活用しやすいのかもしれません。
一方で、メリットを感じていない飼い主さんは、「正確性に不安がある」「根拠が不明確」という声が多く、AI利用への慎重さにつながっているようです。
AIで調べたあと別の情報源でも「必ず確認する」は約4割にとどまる


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■AIで愛犬に関する情報を調べたあと別の情報源でも確認する?
・内容によって確認する:48.2%(489人)
・必ず確認する:42.4%(430人)
・ほとんど確認しない:5.1%(52人)
・まったく確認しない:4.3%(44人)
AIで愛犬に関する情報を調べたあと、別の情報源でも確認するかについては「内容によって確認する」が48.2%(489人)で最多となりました。
「必ず確認する」は42.4%(430人)にとどまり、AIの回答を毎回別の情報源で確認している飼い主さんは半数に届いていません。
また、「ほとんど確認しない」5.1%(52人)、「まったく確認しない」4.3%(44人)と、約1割の飼い主さんがAIの回答だけで判断していることがうかがえます。
もちろん、犬のイベント情報や犬連れお出かけスポット、犬の雑学といった、別の情報源で確認しなくても大きな問題にならないものもあります。
しかし、食事、サプリ、体調、病気、薬、日々のケア、しつけ、問題行動、介護など、犬の健康に直接関係することに、AIだけで確認が不要というものはありません。
AIは「回答は必ず正しいとは限りません。重要な情報は確認してください」と注意を出していますが、そもそも犬に直接関係することはすべて重要であるという認識が、飼い主さんには十分に伝わっていないのではないでしょうか。
だからこそ、犬の健康に関する情報を発信する側は、その重要性を伝えていく必要があるでしょう。
実際に愛犬の体調不良時にAIを利用したことが「ある」飼い主は約6割


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■ 実際に愛犬の体調不良時にAIを使って調べたり相談したことはある?
・ない:42.4%(430人)
・ときどきある:41.2%(418人)
・よくある:16.5%(167人)
実際に、愛犬の体調不良時にAIを使って調べたり相談したことがあるかについて、「ない」が42.4%(430人)と最多になりました。
しかし、「ときどきある」41.2%(418人)、「よくある」16.5%(167人)と回答した飼い主さんは、あわせて57.7%と、約6割の飼い主さんがAIを利用していたことになります。
確かに、犬は言葉を話せないため、調子が悪いのかそうでないのか、動物病院に行くべきか悩む場面は少なくありません。
また、夜間など、すぐに動物病院を受診できない状況もあるでしょう。
AIは、そのようなときにすぐに答えを返してくれるだけでなく、会話をしているような感覚にもなるため、身近な相談先のように感じられるのだと推測できます。
愛犬の体調不良時にAIの回答で様子を見る判断をした経験が「ある」飼い主は約4割


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■愛犬の体調不良時にAIの回答を参考に様子を見る判断をした経験はある?
・ない:59.0%(599人)
・ある:41.0%(416人)
愛犬の体調不良時に、AIの回答を参考に様子を見る判断をした経験が「ある」は41.0%(416人)でした。
前問では、約6割の飼い主さんが愛犬の体調不良時にAIを利用していましたが、この結果から、AIは単なる情報収集にとどまらず、受診の判断にも影響を与えていることがうかがえます。
では、獣医師はこうしたAI利用をどのように見ているのでしょうか。
実際に獣医師3名に聞いてみた



飼い主さんがAIに相談したくなる気持ちはよく分かります。ただ、AIはあくまで一般的な情報を提供するツールです。また、AIの回答が間違っていることも少なくないと感じます。そのため、現状のAIでは目の前の愛犬の状態を正確に評価することはまだまだ難しいと思います。
もしAIの回答を見て「大丈夫そう」と感じたとしても、不安が続く場合や症状が改善しない場合は、ぜひ獣医師に相談していただきたいと思います



動物病院を信頼していない、またはよっぽど行きたくない理由があるのだろう



病気は早期発見、早期治療が基本だと考えているため、AIの情報をそのまま鵜呑みにするのは危険だと思います。
ときにはAIも正しい結論を出しますが、長らく臨床に携わっている身としては、実際にペットを触ること、または言葉に出来ない「直感」が、病気を発見することも少なくありません。
AIが普及した時代だからこそ、直接「触れる」ことの大切さを大切にして欲しいと思います
獣医師からは、AIだけで愛犬の状態を判断することへの慎重な意見が寄せられました。
一方で、「なぜAIに相談したくなるのか」という背景にも目を向ける必要があるのかもしれません。
獣医師やスタッフに会いたい、些細なことでも気軽に相談したいと思える動物病院の存在は、これからの時代ますます重要になっていくのではないでしょうか。
獣医師に聞いたAIとの上手な付き合い方



飼い主さんが飼育方法やしつけ、病気などへの理解を深めるのには有用だと思います。一方で、AIの回答は必ずしも正しくないので注意していただきたいと思います



鑑別疾患、すなわち「この症状からどの病気が疑われるか」を調べるのは良いと思います。また、この症状ならどの病院に行くべきか、など
獣医師からは、AIを全面的に否定するのではなく、情報整理や理解を深める補助として活用することには一定の有用性があるという意見が寄せられました。
とはいえ、AIの回答をそのまま鵜呑みにすることは、犬に直接関わる情報ではリスクがあります。
AIは補助として活用しながらも、愛犬の状態や必要な対応については、専門家の意見も踏まえて判断することが大切なのではないでしょうか。
AIで犬に関する情報を調べたときに回答が正しいか「わからない」飼い主は5割超


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■AIで犬に関する情報を調べたときに回答が間違っている・不正確だと感じたことはある?
・わからない:56.3%(571人)
・ない:22.3%(226人)
・ある:21.5%(218人)
AIで犬に関する情報を調べた際、回答が間違っている・不正確だと感じたことがあるかについては、「わからない」が56.3%(571人)で最多になりました。
AIは自信満々に回答するため、いかにも正しい情報のように見えることがあります。
しかも、そもそも犬に関する知識が十分でなければ、その内容があっているのか間違っているのかを判断することはできないでしょう。
その状態で、愛犬の体調不良時にAIを利用し、受診判断をAIにゆだねるというのは、冷静に考えてみると恐ろしいことですね。
コメントを見ると、AIは間違ったことは回答しないと信じている飼い主さんも一定数おり、膨大な情報を学習したAIは、まるで全知全能のように見えてしまうのかもしれません。
では、「ある」21.5%(218人)と回答した飼い主さんは、どんなことがあったのでしょうか。実際のコメントをご紹介します。
「様子見でいいといわれたが重篤な病だった」実際のコメント



AIは様子見で良いと判断したが、その後動物病院に行ったら治療が必要な状態だったことがあった



症状についてAIに質問した際に、「様子を見ても大丈夫」と表示されたことがありましたが、念のため病院へ行ったところ軽い胃腸炎と言われたことがありました。便利ではありますが、最終判断には向かないと感じました



AIが様子を見てもいいと言ったことに関して、やはり不安になり夜間救急に連れていったところ重篤な病が見つかった為



やはり文字だけで愛犬の症状を伝えるには限界があると思います。実際に病院へ連れて行き診察を受け、レントゲンや血液検査をしたところ違う結果だったことがあります



愛犬に与えても良い食材についてAIに質問した際、別の信頼できる獣医師監修の専門サイトでは「中毒症状を引き起こす危険があるため絶対に与えてはいけない」とされている食材を、AIが「少量であれば健康維持に効果的です」と誤った推奨をしてきたことがありました



犬の年齢や体重に応じた具体的な食事の量について質問した際、計算が間違っているのか、明らかに多すぎる極端な数値を提示されたことがありました。また、特定の病気について聞いたときも、別の似た名前の病気と情報が混ざって出力されたことがあり、鵜呑みにするのは危険だと感じました



質問の仕方を変えると違った答えになる



チョコが食べれると言われた。AIは一般的な基本データを網羅している一方で、最新の獣医学のガイドラインや、犬の年齢・体重による細かい個体差を考慮すべき数値において、古い情報や誤った数値をそれらしく回答することがありました



ドッグフードの公式サイトに書かれていることと全く違う成分情報を書いてきた
実際のコメントを見ると、AIの誤りは単なる言い間違いや解釈違いにとどまらないことがわかります。
もちろん、AIはプロンプトの内容や質問の仕方によって回答の質が変わりますが、これらのコメントでは明らかに誤った回答や危険な回答が出ていたと判断できるのではないでしょうか。
AIは便利な一方で、愛犬に関わる判断を任せるには限界があることを、飼い主さんにもっと周知していく必要があるのかもしれません。
獣医師はAIをどう見てる?実際に評価してもらった


獣医師3名に犬に関するAIの信頼度を5段階で評価してもらったところ、「やや信頼できる」が2名、「あまり信頼できない」が1名でした。
評価は分かれたものの、「信頼できる」や「信頼できない」といった極端な回答は見られませんでした。
このことから、獣医師の間でも、AIを全面的に肯定・否定するのではなく、使い方によっては役立つ一方で、過信は避けるべきものと捉えられているのかもしれません。
犬に関する情報記事で安心できるのは「専門家が書いている」が約8割で最多


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■犬に関する情報記事はどのように作成されていると安心できる?※複数回答
獣医師などの犬の専門家が書いている:806人
一般ライターが書き、専門家が監修している:497人
執筆者や監修者のプロフィールがある:362人
AIが作成して専門家が監修している:286人
一般ライターが書いている:181人
AIで作成されている:39人
作成者や作成方法はあまり気にしない:33人
その他:15人
犬に関する情報記事はどのように作成されていると安心できるかについて最も多い回答は、「獣医師などの犬の専門家が書いている」806人でした。
次いで、「一般ライターが書き、専門家が監修している」が497人、「執筆者や監修者のプロフィールがある」が362人と続きます。
飼い主さんは記事の内容だけでなく、誰が書いているのか、専門家が関わっているのかといった、発信者の信頼性も重視していることがうかがえます。
近年は、AIを活用して記事を作成する企業も増えていますが、必ずしも専門家が関わっているわけではありません。そのため、誤った情報や不正確な内容がそのまま発信されてしまう可能性もあります。
犬に関する情報では、AIを使っているかどうかだけでなく、最終的に誰が確認し、誰が責任を持って発信しているのかが重要だといえるのではないでしょうか。
実際の飼い主さんたちのコメントをご覧ください。
「大切な愛犬の命や健康に関わるから」実際のコメント



なんとなくライター自身の体験に基づいた情報や専門家の情報は安心できる。更にプロフィールがあれば信頼レベルを自分なりに決めて情報収集できる



大切な家族である愛犬の命や健康に関わる情報なので、誰が発信しているのか不透明な記事や、AIが機械的に自動生成しただけのリスクのある記事は信頼できないからです。獣医師などの明確なプロフィールや専門知識を持ったプロが監修・執筆していると明記されている記事でなければ、安心して参考にすることができません



世の中の流れとしてAIを利用するという流れは止められせんが、ハルシネーションによる情報の誤りまでは誰が許容するというのでしょう?便所の落書きでも書く感覚でAIを利用して記事を垂れ流し、責任を取らないのであれば記事を書く資格がないと考えているからです



愛犬は言葉を話せない家族だからこそ、ネット上の情報には高い正確性を求めています。AIが書いた記事や誰が書いたか分からないコタツ記事は誤情報が怖いため、やはり獣医師などの専門家が責任を持って執筆・監修しているとはっきり分かる記事が一番信頼できますし、安心して読めます



獣医や執筆者のプロフィールを確認してから記事を読むようにしているのは、少しでも正確な情報を得るため。愛犬の健康に関わることなので、信用できる情報源でないと実行するのが怖いから



犬の健康や食事に関する情報は専門性が高いため、獣医師などの専門家が関わっていると安心できます。また、執筆者のプロフィールが明確だと情報の背景がわかり、信頼しやすいと感じます



ネットの記事って誰が書いたか分からないものも多いし、最近はAIが適当に作ったような記事も増えてるので、それだとやっぱり不安です。大切な愛犬の健康や命に関わる内容なら、やっぱり獣医師さんみたいにちゃんと知識と資格を持った本物のプロが直接書いている記事が一番信頼できるし、安心して読めるからです



一般のライターが書いているものは専門性に欠けるし、AIが書いているものはまったく信憑性がないと思うから



知識のない人がAIを使って書いた場合間違った情報を流してしまう可能性があり、命に関わることだと怖いから
実際のコメントを見ると、「誰が責任を持って情報を発信しているのかわからない」ことに不安を感じている飼い主さんが多いようです。
犬は自分で情報を選んだり、体調の変化を言葉で説明したりすることができません。
だからこそ飼い主さんは、大切な愛犬のために、信頼できる正しい情報を求めているのでしょう。
AI作成+専門家監修ってどうなの?獣医師にも聞いてみた
実は、



AIに書かせて専門家が添削・監修した方が効率が良い
というコメントも数件見られました。そこで実際にどうなのか、獣医師にも聞いてみました。



「AIに書かせて監修する」という方法自体は有効ですが、監修が形式的なものになってしまうと情報の質を担保できない可能性があります。
一方で、獣医療分野では「監修」という作業が想像以上に時間を要することがあります。AIが作成した文章を一から確認し、誤りや誤解を招く表現を修正していくと、結果的に自分で書いた方が早いケースも少なくありません



確かに「効率はいい」と思います。しかし、AIは一般論しか語れないので、実際の「現場の肌感覚」は専門家しか文章に出来ないと思います
AIに記事を作成すれば、それらしい記事は作ることができるでしょう。
しかし、「それらしく書かれている」ことと「正しいことが書かれている」は別問題です。一つ一つ内容が正しいか確認して、誤っている部分を直すということは、想像以上に時間がかかります。
また、犬と暮らした経験や飼い主としての実感、実際の現場で得られる感覚は、AIには再現することはできません。
効率だけを重視するのではなく、正確性や信頼性をどのように担保するのかも考える必要があるのではないでしょうか。
まとめ


情報を調べる手段が増えたことで、以前よりも多くの情報に触れられるようになりました。
その一方で、「何を信じればいいのか」「この情報をうちの子に当てはめてもいいのか」と迷う場面も増えているのではないでしょうか。
AIは便利ですが、愛犬の様子を直接見ているわけではありません。当然、犬と暮らした経験もなければ、触れた経験もない、デジタル上のツールです。
写真を読み込ませたり、会話を続けていると、まるで愛犬のことを理解してくれているように感じることもあるかもしれません。
しかしAIは、入力された情報をもとに回答しているだけで、愛犬の小さな変化や違和感に気づけるのは、毎日そばにいる飼い主さんなのです。
正しい情報を見分けることは難しいですが、愛犬のためにも迷ったときは、獣医師など専門家に相談してくださいね。
アンケート調査概要
【飼い主アンケート】
調査内容:愛犬の情報収集に関するアンケート
調査方法:インターネット調査(SNS等を含む)
対象:全国の10代~70代の犬の飼い主さん1,015名(男性289名 / 女性726名)
実施期間:2026年5月27日~6月09日
【獣医師ヒアリング】
内容:飼い主のAI活用に関する見解
形式:自由記述
協力者:現役獣医師3名(男性2名 / 女性1名)
臨床経験:5~10年未満1名、10年以上2名
実施期間:2026年6月10日~6月13日
回答者の属性
【男性:289人】
10代:11人
20代:48人
30代:87人
40代:78人
50代:48人
60代:16人
70代以上:1人
【女性:726人】
10代:11人
20代:172人
30代:259人
40代:179人
50代:90人
60代:12人
70代以上:3人
回答者の飼育経験
・過去にも犬を飼っていたことがある:557人
・初めて犬をお迎えした:458人
回答者の飼育状況
・1頭のみ:914人
・多頭飼い:101人
回答者の愛犬の情報
【愛犬の年齢】※複数回答/計1140頭
0歳(34) / 1歳(76) / 2歳(86) / 3歳(117) / 4歳(76) / 5歳(104) / 6歳(69) / 7歳(78) / 8歳(79) / 9歳(44) / 10歳(84) / 11歳(46) / 12歳(66) / 13歳(46) / 14歳(37) / 15歳(35) / 16歳(22) / 17歳(16) / 18歳(13) / 19歳(2) / 20歳(1) / 不明(9)
【回答者の愛犬の犬種】※多い順に記載
トイ・プードル(ティーカップ含む) (213) / ミックス(147) / 柴犬(豆柴含む)(134) / チワワ(122) / ミニチュア・ダックスフンド(75) / 雑種(63) / ポメラニアン (44) / マルチーズ(30) / シーズー(26) / ミニチュア・シュナウザー(24) / パピヨン(24) / ヨークシャー・テリア(24) / ゴールデン・レトリバー(22) / パグ(19) / ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(18) / シェットランド・シープドッグ(11) / ビーグル(10) /ボーダー・コリー(10) / ミニチュア・ピンシャー(10) / カニヘン・ダックスフンド(9) / フレンチブルドッグ(9) / アメリカン・コッカー・スパニエル(8) / ジャック・ラッセル・テリア(7) / イタリアン・グレーハウンド(6) / キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(6) / ビション・フリーゼ(6) / ゴールデン・ドゥードル(5) / ペキニーズ(5) / 日本スピッツ(4) / ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(3) / ラブラドール・レトリバー(3) / 甲斐犬(3) / グレート・ピレニーズ(3) /オールド・イングリッシュ・シープドッグ(2) /ウィペット(2) / 紀州犬(2) / シベリアン・ハスキー(2) / ジャーマン・シェパード(2) / 狆(2) / ブルドッグ(2) / ホワイト・シェパード(2) / ミニチュア・プードル(2) / 秋田犬(1) / イングリッシュ・セター(1) / イングリッシュ・コッカー・スパニエル(1) / ボルゾイ(1) / サモエド(1) / スキッパーキ(1) / トイ・マンチェスター・テリア(1) / フラットコーテッド・レトリバー(1) / ボクサー(1) / ミニチュア・ブル・テリア(1) / ラフ・コリー(1) / ワイアー・フォックス・テリア(1) / ワイマラナー(1) / 不明(6)










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