老犬に筋肉をつける食事は?必要な栄養と注意点を専門家が徹底解説

老犬になると、痩せてきたり、後ろ足がブルブル震えるようになったりしますよね。

「年齢のせいだから仕方ないのかな」と思いつつも、できるだけ元気に過ごしてほしいと、筋肉をつける方法を模索しているのではないでしょうか。

筋肉量が落ちると単に体重が減るだけでなく、疲れやすくなる、体温を保ちにくくなる、食欲が落ちるなど、体の働きそのものが少しずつ低下していきます。

ただ、老犬の筋肉量の低下の多くは、老化だけが原因ではありません。日々の食事や体の状態が影響していることもあるのです。

この記事では、4匹の高齢愛犬と暮らしていたペットフーディスト・動物介護士の私が、老犬に筋肉をつける食事や与え方、注意点を解説します。

愛犬の筋肉を守りたい飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

高田菜月
執筆者

ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット食育士1級 / 動物介護士 / CPD認定犬の認知機能不全症候群修了 / ペット看護士 / ホリスティックケア・カウンセラー ほか

たかだ なつき(高田 菜月)

ペット関連の保有資格は20種以上。4匹の愛犬たちの出産から闘病、介護、看取りまでを20年以上にわたり経験。リアルな知見を活かし、ペット専門ライターとして数々のメディアで記事の執筆・監修を行う。現在もチワックス2匹、ポメチワ1匹、カニンヘンダックス1匹の4匹と暮らす。

目次

そもそも老犬に筋肉はつけられるの?筋肉をつけることは可能!

結論から言ってしまうと、基本的には老犬でも筋肉をつけることは可能です。

筋肉は、体内で合成(作られる)と分解(壊される)を繰り返す組織で、これは年齢に関係なく24時間行われています。

ただ、老犬になると筋肉の合成がゆるやかになり、どうしても分解のほうが上回りやすくなるため、何もしないとどんどん筋肉量が減っていき、体の細さとして現れることも珍しくありません。

筋肉の合成と分解のバランス
  • 合成 > 分解 : 筋肉が増える(成長期やトレーニング後)
  • 合成 < 分解 : 筋肉が減る(加齢や栄養不足、活動量低下)

つまり、老犬は筋肉が作れなくなるのではなく、作りにくい状態の体になっているだけなのです。

老犬の筋肉が落ちる主な5つの原因

前章で、老犬では筋肉の合成がゆるやかになり、分解が上回りやすくなると触れましたが、なぜシニア期になるとそのような変化が起こるのでしょうか。

ここでは、老犬の筋肉が落ちる主な原因を5つに分けて解説します。

①加齢によるもの(サルコペニア)

老犬になると筋肉が落ちやすくなるのは、加齢によって筋肉を維持する力そのものが弱くなるからです。

この加齢に伴う筋肉量の低下はサルコペニアと呼ばれ、犬では加齢に伴って起こる筋肉量低下の状態を指す言葉として使われます。

通常、筋肉は食事から摂ったタンパク質を材料に、体内で合成と分解を繰り返して保たれています。

しかし老犬になると、タンパク質を摂取しても加齢による変化が重なって、筋肉に変えるスイッチが入りにくくなることも少なくありません。

老犬になると見られる変化
  • 成長ホルモンやIGF-1(インスリン様成長因子1)が減る
    …筋肉を作るよう指示するホルモンが減り、合成が起こりにくくなる
  • 細胞の感受性が低下する
    …アミノ酸を摂取しても、筋肉細胞が以前ほど反応しなくなる
  • 慢性的な軽い炎症が増える
    …体内の炎症により、筋肉は作るより分解されやすい状態に傾く

サルコペニアは病気ではありませんが、何も対策をしなければ筋肉量は徐々に低下していきます。

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②食事量の低下によるもの

老犬になると、食事量が低下しやすくなることも筋肉が落ちる原因のひとつです。

老犬は、味覚や嗅覚の低下、歯や口腔内の痛みや違和感、内臓機能の低下など、さまざまな要因で若い頃よりも食事量が減ってしまうことも珍しくありません。

摂取エネルギーが減ると、体は不足分を補うために体内の組織を分解してエネルギーを作ろうとします。

エネルギー不足のときに体の中で起こる変化
  • 体内の糖を使って一時的にエネルギーを確保する
    …血液中のブドウ糖や、肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンを利用するが、蓄えは少なく長くは続かない
  • 脂肪を分解してエネルギーを補う
    …体脂肪が分解されてエネルギー源として利用されるが、ブドウ糖を必要とする働きは補えない
  • 筋肉のタンパク質を分解してエネルギーを補う
    …筋肉から取り出したアミノ酸を糖に変え、体のエネルギーとして利用する

このように、その犬にとって必要な食事量が足りない状態が続くと、体は自分の筋肉をエネルギー源として使うようになり、筋肉量の低下につながってしまうのです。

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③消化吸収力の低下によるもの

老犬は消化吸収力が変化するため、食事量が減っていなくても、食べたものの栄養を若い頃のように効率よく利用できなくなります。

老犬になると胃腸の働きや消化酵素の分泌が低下するため、タンパク質を十分に分解することができません。

タンパク質が分解されないと、筋肉の材料となるアミノ酸が体内に取り込まれにくくなります。

筋肉は吸収されたアミノ酸を使って合成されますが、材料が不足することで筋肉が作られにくくなり、結果として筋肉量の低下につながるのです。

④活動量の低下によるもの

活動量の低下も、筋肉が落ちる原因になります。

老犬は、加齢に伴い筋力や関節機能、感覚機能が低下し、体を動かすこと自体の負担が大きくなるため、自然と活動量が減っていきます。

筋肉は、使うことで維持される組織です。体を動かすと筋肉には刺激が加わり、「この筋肉は必要だ」という信号が体に伝わることで合成が進みます。

筋トレをしている人が筋肉を維持したりムキムキになるのは、この刺激が繰り返し加わっているからといえば想像しやすいのではないでしょうか。

動かさない状態が続くと体はその筋肉を必要ないと判断し、筋肉の合成は進みにくくなってしまうのです。

⑤病気によるもの

老犬の筋肉量の低下は、加齢だけでなく病気が関係していることもあります。

歯周病や関節炎、心臓病、腎臓病、悪性腫瘍(がん)などの慢性的な疾患があると、体内で炎症が持続し、筋肉を分解する働きが強まりやすくなります

慢性的な疾患で起こりやすい変化
  • 炎症性サイトカイン(IL-6、TNF-αなど)が増えやくすなる
    …体を守るための物質だが、増え続けると筋肉を分解する信号も強めてしまう
  • 筋タンパク質分解系が活性化する
    …炎症の影響により、筋肉を構成するタンパク質が壊れやすくなる
  • 代謝亢進を起こすことがある
    …病気によっては、エネルギー消費や物質の分解が通常より活発になりすぎる
  • 悪液質(カヘキシア)が進行することがある
    …悪性腫瘍や心臓病などの進行性の慢性疾患では、代謝バランスが崩れ筋タンパクの分解が進みやすくなる

また、痛みや体調不良によってあまり動きたがらない状態になることで、筋肉量の低下が進んでしまうのです。

老化による変化と病気は、見分けが難しいことも少なくありません。

そのため、年齢のせいと自己判断せずに、筋肉量の低下が見られるようになったときは一度獣医師に相談しましょう。

老犬の筋肉をつける食事に必要な栄養素

老犬の筋肉を維持するためには、筋肉づくりを支える栄養素を意識することが大切です。

ここでは、老犬の筋肉をつける食事に役立つ栄養について見ていきましょう。(※1)

良質なタンパク質

タンパク質は、筋肉を構成する主な材料となる栄養素です。

老犬では、消化しやすく、アミノ酸バランスの良いタンパク質を取り入れることが重要になります。

良質なタンパク質

あじ、さけ、牛もも、鶏肉(むね、ささみ、レバー)、豚もも、卵、豆腐、納豆、豆乳 など

ロイシン(必須アミノ酸)

ロイシンはBCAA(分岐鎖アミノ酸)の一種で、筋肉の合成を刺激する働きに関わる必須アミノ酸です。

体内では、筋肉を作る働きを活性化する仕組みに関与します。

ロイシンを多く含む食品

豚肉(ひれ、もも)、鶏肉(むね、ささ身、もも)、牛肉(かた、もも、ひれ)、まぐろやかつおなどの赤身魚、さけ、さば など

中鎖脂肪酸

中鎖脂肪酸(MCT)は、体内でエネルギーとして利用されやすい脂肪です。

一般的な脂肪に比べて消化・吸収が速く、エネルギー源として使われやすい特徴があります。

中鎖脂肪酸を含む食品

MCTオイル、ココナッツオイル など

オメガ3脂肪酸

オメガ3脂肪酸は、体内の炎症を抑える働きに関わる必須脂肪酸です。

慢性的な炎症は筋肉の分解を進める要因の一つのため、筋肉の健康維持の観点からも注目されています。

オメガ3脂肪酸を多く含む食品

さば、いわし、さけ、まぐろ、魚油(フィッシュオイル)、クリルオイル など

ビタミンB群

ビタミンB群は、糖質・脂質・タンパク質をエネルギーに変える働きに関わる栄養素です。

筋肉の代謝にも関わっており、筋肉の維持を支えます。

ビタミンB群を多く含む食品

豚肉、レバー(鶏・豚・牛)、魚、卵、納豆 など

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるだけでなく、筋肉の機能や筋力の維持にも関わる栄養素です。

近年では、ビタミンDの不足が筋力低下と関連する可能性も指摘されています。

ビタミンDを多く含む食品

さけ、いわし、さんま、さば、ぶり、卵黄、しいたけ、きくらげ など

抗酸化成分

抗酸化成分は、体内で発生する活性酸素による細胞のダメージや炎症促進、筋肉分解促進を抑える働きに関わる栄養素です。

老犬は、加齢に伴って体内の抗酸化防御機構が弱まり、酸化ストレスが増えやすくなります

抗酸化成分を含む食品

ブルーベリー、キウイ、りんご、いちご、かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、トマト、パプリカ など

水分

水分は直接筋肉を作る栄養素ではありませんが、体内の代謝や栄養の運搬に関わる重要な要素です。

体内の水分が不足すると血流や代謝が低下し、体の働きにも影響が出ることがあります。

老犬では飲水量が減ることも多々あるため、食事からの水分補給も意識することが大切です。

水分を多く含む食品

ウェットフード、スープ、野菜(きゅうり、白菜 など)、果物(スイカ、いちご、梨 など

老犬に筋肉をつける食事の与え方のポイント

老犬は筋肉の合成がゆるやかになっているため、何を与えるかだけでなく、どのように与えるかも重要になります。

ここでは、老犬に筋肉をつける食事の与え方のポイントを解説します。

消化のしやすさに配慮する

老犬が食べたものをきちんと吸収できるように、消化のしやすさに配慮してあげましょう。

手作りの食事を与えている場合では、良質なタンパク源を選び、適度に加熱したり柔らかくなるまで煮込むなどの調理を行うことで、消化の負担が軽減できます。

また、細かく刻んだりペースト状にするなど、消化酵素が働きやすい状態をつくってあげることが大切です。

一方、ドッグフードを与えている場合では、消化率の高いフードを選んであげるといいでしょう。

以下に、ドッグフードの消化率をまとめてみました。

フードタイプ消化率の目安(※2)
フリーズドライフード98%以上
フレッシュフード95%以上
エアドライフード95%前後
ウェットフード80~95%
セミドライフード75~90%前後
ドライフード70~93%

※メーカーによって異なる

もちろん、老犬の体質に合う・合わないがあったり、好みの問題もあるため、必ずしもフリーズドライやフレッシュフードを選ばなくてはいけないというわけではありません。

ドライフードを選ぶときは、主原料に肉や魚が使われている小粒タイプのものを選び、愛犬の状態によってはふやかしてあげるといいでしょう。

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食事回数を増やす

老犬の筋肉を維持するためにも、食事の回数を増やしてあげましょう。

筋肉は、食事によって血液中のアミノ酸が増えると合成が刺激されます。

しかし、老犬ではこの反応が弱くなりやすいため、一度にまとめて食べるよりも、少量を複数回に分けたほうが栄養を安定して補給しやすくなるのです。

以下に、老犬の食事回数の目安をまとめてみました。

状態食事回数
・元気で食欲もしっかりある
・7~11歳頃
3~4回/日
・食欲が落ち気味
・ご飯を残し気味
・ハイシニア(12歳頃~)
4~5回/日

また、老犬は一度にたくさん食べられなかったり、消化に負担がかかりやすくなるため、消化・吸収に配慮するという意味でも、食事の回数を増やすことは有効です。

実際、私の18歳の愛犬は、1日5~6回の食事回数じゃないと体重を維持できませんでしたよ。

とはいえ、消化吸収力には個体差があるので、愛犬の様子を見ながら回数を調整してあげてくださいね。

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適切な食事量を与える

食事量が不足すると、体は筋肉のタンパク質を分解して利用しようとするため、必要なエネルギー量を満たしてあげることも重要です。

しかし、食事量は老犬の状態や避妊去勢の有無でも変わってきます。そのため、愛犬に合った食事量を把握することが大切です。

下記に、愛犬の体重や状態、与えているフードの100gあたりのカロリーを入力すると、1日に必要な食事量目安が自動で算出されるので参考にしてください。

計算入力項目

1日の給餌量目安

--- g
(合計 --- kcal)

【 1回あたりの分量 】

2回食
---g
3回食
---g
4回食
---g
5回食
---g

ただ、これはあくまでも基準です。私の愛犬は体重4kg(避妊済)でしたが、1日500kcalは食べないと痩せてしまっていました。

老犬では個体差がとても大きいため、1週間に1回は体重をはかって、食事量を5~10%の範囲内で調整してください。

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サプリメントを活用する

老犬では、食事だけで十分に栄養を補えないこともあるため、サプリメントを活用してもいいでしょう。

サプリメントは、特定の栄養を効率よく補えるので、食事量が低下したり消化吸収力が低下した老犬では意識して取り入れたいものです。

たとえば、ロイシンを含む必須アミノ酸は筋肉合成の刺激に関わり、オメガ3脂肪酸は体内の炎症を抑える働きがあるとされています。(※3)

また、MCTは吸収が速くエネルギーとして利用されやすい成分として知られていますが、近年の人の研究では筋肉量や機能が向上したという報告もあります。(※4)

もちろん、サプリメントは薬ではなくあくまでも栄養を補うための食品ですが、上手に活用すれば老犬の健康維持に役立てられるでしょう。

老犬に筋肉をつける食事を与えるときの注意点

老犬に筋肉をつける食事は、与え方も重要なポイントです。

食事を見直すことは大切ですが、与え方を間違えると老犬の体の負担となってしまうこともあるため、注意したいポイントをまとめてみました。

食事内容を急に変更しない

老犬の食事を見直すときは、急に内容をガラッと変えないようにしましょう。

急な食事内容の変更は、消化酵素や腸内細菌が新しい食事への変化に追いつかず、下痢や嘔吐を起こしてしまうことがあります。

特に老犬は胃腸の働きが低下しているため、体への負担がかかりやすい状態です。

新しいフードや食材を取り入れるときは、今までの食事に少量ずつ混ぜながら、10~14日ほどかけて徐々に切り替えるようにしましょう。

タンパク質は量とバランスを意識する

老犬に摂取してもらうタンパク質は、量だけでなくアミノ酸のバランスや消化しやすさも重要です。

筋肉はタンパク質から作られますが、体内ではアミノ酸の種類や割合がそろってはじめて効率よく合成されます。

そのため、タンパク質の量が多くても、アミノ酸バランスが偏っていると筋肉の材料として十分に利用されないことがあるのです。

そのため、肉や魚、卵などの良質なタンパク質を選びましょう

また、ドッグウードを選ぶときは、主原料に肉や魚が使用されていて、なおかつタンパク質量の低すぎないものを選ぶことが大切です。

急激な体重減少は動物病院を受診する

老犬の体重が短期間で大きく減ってきたときは、一度動物病院を受診することが大切です。

急激な体重減少は、何らかの病気が関係していることも少なくありません。

自己判断で様子を見るのではなく、早めに獣医師に相談してください。

持病がある犬は獣医師に相談する

持病がある犬は、食事内容の変更や食材の追加、サプリメントを取り入れるときは、事前に必ず獣医師に相談しましょう。

病気の種類や状態によっては、タンパク質や脂質、ミネラルの摂取量に制限が必要な場合があります。

その場合、自己判断で特定の栄養素を増やすと病気の治療に影響してしまうことがあるため、かかりつけの獣医師に確認することが大切です。

老犬に筋肉をつけるときの食事でよくあるQ&A

ここでは、老犬に筋肉をつける食事についてよくある質問をまとめて解説します。

腎臓が悪いけどタンパク質を増やして大丈夫?

腎臓病の老犬では、自己判断でタンパク質を増やすことはおすすめできません。必ず獣医師に相談してください。

腎臓は、タンパク質が体内で利用されたあとに生じる老廃物(窒素代謝産物)を排泄する働きを担っています。

そのため、腎機能が低下している状態でタンパク質の摂取量が増えると、腎臓への負担が大きくなる可能性があります。

とはいえ、栄養制限の指示がないのに制限しすぎると筋肉量の低下につながるため、かかりつけの獣医師に確認することが大切です。

筋肉をつけるなら手作りご飯のほうがいい?

必ずしも手作りご飯のほうが筋肉をつけやすいというわけではありません。

筋肉を維持・増加させるために重要なのは、タンパク質量だけでなく、アミノ酸バランスやエネルギー量、ビタミン・ミネラルなどを含めた栄養バランス全体です。

総合栄養食のドッグフードは、犬に必要な栄養素がバランスよく設計されているため、筋肉維持の基本となる食事として十分に利用できます。

手作りご飯は食材を自由に選べるというメリットがありますが、栄養バランスを整えるには専門的な知識が必要です。

実際に、手作り食で栄養が足りていない犬が多いという調査報告もあるため、まずは栄養バランスの整った総合栄養食を基本に考えましょう。(※5)

食欲がないときに筋肉を落とさないためにはどうするの?

食欲が落ちているときは、食べてもらう工夫をしながら、少量でも栄養を補えるようにすることが大切です。

食べてもらう工夫の例
  • フードを温めて香りを立たせたり口当たりをやわらかくする
  • 子犬用フードや内臓肉が使用されているフードを与える
  • 食感を変える
  • 少量を複数回に分けて与える

こうした工夫をすることで、食事量やエネルギー量を確保しやすくなります。

ただし、食欲の低下が続くときは病気の可能性もあるため、早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ|老犬は筋肉をつけるのではなく守ることが大切!

老犬でも筋肉をつけることは理論上可能ですが、筋肉を大きく増やすことは難しくなります。

とはいえ、適切な食事によって、少しでも筋肉を増やしたり維持することは十分に可能です。

今回ご紹介した、筋肉に必要な栄養素を意識して取り入れたり、食事回数や食事量、消化のしやすさに配慮してあげましょう。

愛犬がいつまでも元気に過ごせるように、日々の食事を見直してみてくださいね。

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この記事を書いた人

たかだ なつき(高田 菜月)のアバター たかだ なつき(高田 菜月) ペット専門ライター・ペット専門家

長年人間の介護に携わってきたが、寝たきりになった愛犬の介護をきっかけにペット業界へ。
ペット専門ライター歴は7年。
すべての犬猫が幸せに暮らせる社会の実現を目指し、さまざまなメディアで犬の食事や健康、介護、ペット保険などの記事の執筆・監修を行う。ペット専門ライティングチーム「いぬのことば」も運営。

18歳・17歳・16歳・14歳と、4匹の愛犬を最期まで自宅で介護し、看取った経験を持つ。現在も4匹の愛犬と暮らしながら、老犬のためのオンラインサロン「いぬのじかん」を運営。実店舗における老犬のトータルケアサロン開業に向けても準備中。

【保有資格】
動物介護士 / ペット終活アドバイザー / CPD認定 Canine Cognitive Dysfunction(CCD)修了 / ペットフーディスト / ペット食育士1級 / 犬の管理栄養士 / メディカルトリマー / ホリスティックケア・カウンセラー / ペット看護士 / 愛玩動物救命士ほか
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