老犬になると、それまで普通に食べていたのに、急にご飯を食べない、なんてこともありますよね。
ご飯を食べないと体力の低下や体調不良につながることもあるため、何とか食べてほしいと食べてもらうことばかり考えてしまうのではないでしょうか。
実際、私もシニアの愛犬たちがご飯を食べなくなってしまったとき、食いつきが良いと評判のドッグフードを片っ端から試したり、強制給餌を考えたりしたものです。
老犬にとって食べることは、病気と闘う力をつけたり穏やかな毎日を送るためにもとても大切なこと。
そこでこの記事では、シニア犬4匹と暮らしていた動物介護士やペットフーディストの私が、老犬がご飯を食べないときに試してみてほしい12の工夫と注意点を解説します。
実際に私がやって食べてもらえた例もご紹介しているので、愛犬がご飯を食べないと悩んでいる飼い主さんはぜひ参考にしてください。
老犬がご飯を食べない理由

老犬になると、基礎代謝の低下や内臓機能の低下、味覚の変化、嗅覚の低下、心身コントロールの低下など、さまざまな原因で食欲不振になりがちです。
さらに、歯周病などで口の中にトラブルを抱えていることも多く、ご飯を食べたくても食べられないといったことも少なくありません。
また、加齢に伴い前頭前野の機能が低下すると、特定の食べ物に執着したり、嗜好性の変化、こだわりが強くなる、頑固になるなどが見られるようになります。(※1)
それによって、気に入らないものは食べない、自分の食べたいタイミングではないと食べないといったことも起こってくるのです。
実際、私の18歳の愛犬はどんなにお腹が空いていても、自分が食べたいものではないと頑として食べないということがよくありましたよ。
もちろん、どこかに不調があったり病気にかかっていて食べられない可能性もあるため、一度動物病院を受診してみてくださいね。
老犬がご飯を食べないときに試す12の対処法

老犬がご飯を食べないからと、ドライフードをふやかしたり、ウェットフードを取り入れたり、トッピングをしてみたりと、すでにいろいろ試したのではないでしょうか。
しかし、そんな簡単に食べてくれないのが老犬ですよね。ここでは、老犬がご飯を食べないときだからこそ試してみてほしい12の対処法をご紹介します。
順に解説していくので、ぜひ実践してみてくださいね。
与え方編

まずは、フードを変える前に試してみてほしい与え方の工夫です。
①食器に高さをつける

老犬になると、下を向くこと自体がつらくなるため、楽な姿勢で食べられるように食器台などを使用して、高さをつけてあげましょう。
普段何気なくやっているように見える「下を向いて食べる」という動作は、首や前足に大きな負担がかかっています。
老犬になると関節に炎症を起こしていたり、筋力が低下するため、下を向く姿勢を維持することが難しくて食べないことも少なくありません。
そのため、楽な姿勢で食べられるように、4本足で立った状態の愛犬の胸元(前足の付け根あたり)に、器のふち(上端)がくるようにしてあげましょう。

マズルが長い子や首にトラブルがある子は少し高め、逆にパグやフレンチブルドッグのようなマズルが短い子は、少し低めにしてあげると食べやすいですよ。
高さをつけてあげることで首への負担が減るだけでなく、飲み込みやすくなるので老犬の誤嚥防止にも役立ちます。
②フードを人肌に温める


老犬にご飯をたべてもらうときは、ドライでもウェットでも人肌程度に温めてあげましょう。
温めることは、香りが立ちやすくなるだけでなく、甘みや旨みが強く感じられるようにもなります。
また、老犬は口の中にトラブルを抱えていることも多く、冷たいままでは歯にしみて痛くて食べられないということも少なくありません。
人肌程度に温めてあげることで口当たりが柔らかくなり、刺激が軽減されるため、老犬でも食べやすくなりますよ。
もちろん、熱すぎても歯にしみてしまうので、「人肌程度」というのがポイントです。
③器を変えてみる


老犬になると、愛犬独自のこだわりが強くなるため、食事の器を変えてみることで食べてくれることもあります。
どんなこだわりがあるかはさまざまですが、平べったいお皿がいい、深い器の方がいい、プラスチックのの器がイヤなど、器自体にこだわりを持つ老犬も珍しくありません。
また、器にたくさんフードが入っていることがイヤ、少なすぎるとイヤ、というフード量のこだわりがある場合もあるため、器だけでなくフード量も愛犬の好みを探してあげましょう。
④食事の補助をする


愛犬の状態に合わせて、食事の補助をしてあげましょう。
老犬になると、舌の動きが悪くなって上手く食べられなくなったり、そもそも「ご飯」ということが分からなくなったりすることも珍しくありません。
老犬の状態によって補助の方法が違うのはもちろん、その都度愛犬の状態に合わせてあげることが大切です。
- 飼い主さんの手から少しずつ与える
- スプーンで口元に運ぶ
- ペースト状にしたフードを上顎に塗る
- シリンジで口の中に入れる※獣医師に要相談
- 持ち手つきのフードボウルを使って顔の前に差し出す など
実際、私の愛犬は、17歳あたりから自分で器に顔を入れて食べることができなくなりましたが、手で口の中に入れてあげるとちゃんと食べてくれましたよ。
⑤食事回数を増やす


老犬の食事の回数を増やしてみるのもおすすめです。
老犬は消化機能や代謝機能が衰えているため、1度にたくさん食べると消化不良や胃もたれを起こしやすくなります。
「食べるとしんどくなる」と学習して、食べること自体を避けるようになることも珍しくありません。
老犬の状態によって適切な食事の回数は異なりますが、以下に目安をまとめてみたので参考にしてください。
| 状態 | 食事回数 |
|---|---|
| ・元気で食欲もしっかりある ・7~11歳頃 | 3~4回/日 |
| ・食欲が落ち気味 ・ご飯を残し気味 ・ハイシニア(12歳頃~) | 4~5回/日 |
ちなみに、私の愛犬たちの食事回数は、10~12歳まで1日3回、12~16歳まで1日4回、16歳以降は5回や6回でした。
みんな16歳を過ぎた頃から食べないことが増えてきたため、食べられそうなタイミングで、無理のない量を与えていたら自然とこうした食事回数になったのですが、回数を増やしたことで食べてくれやすくなりましたよ。
ちなみに、食事回数を増やすと消化の負担が軽減され、老犬の体にもやさしいのでおすすめです。


食事編


次に、食事そのものを工夫してみましょう。
⑥食感を変えてみる


老犬では、食感を変えてあげることで食べてくれるようになることもあります。
- ドライフードをふやかす
- ウェットフードに水分を足してスープ状にする
- とろみをつける
- ミキサーにかける
- ペースト状にする
老犬になると、口の中にトラブルを抱えていたり、舌の動きや飲み込む力が低下しやすく、食べたい気持ちはあっても食べられないということも珍しくありません。


実際に、大好きだったフレッシュフードも食べなくなってしまった愛犬に、ミキサーにかけてドロドロにしたフードを与えたら、食べなかったことが信じられないくらいに、しっかり完食してくれていました。
また、ドロドロしたフードが気分的にイヤなときは、ドライフードを食べるなど、気分によって食感のこだわりも変わっていましたよ。
これは、トッピングや手作りご飯でお肉を使うときにも見られ、ある日はささみ、ある日は胸肉、ある日は豚ロースなど、肉の部位にこだわりがあったり、焼く、蒸す、茹でるなどの調理方法もその日の気分が大きく影響していたようです。
もちろん、私の愛犬たちの話なのですべての老犬に当てはまるわけではありませんが、それで食べてくれるなら試してみても損はないのではないでしょうか。


⑦内臓肉が含まれているフードを与える


老犬がご飯を食べないときは、レバー(肝臓)やハツ(心臓)、トライプ(胃)などの内臓肉が使用されているフードを選んでみてください。
内臓肉には、旨み成分であるアミノ酸が豊富に含まれていたり、独特の香りがあるため、犬の嗜好性がとても高い傾向にあります。
また、犬は本能で内臓肉が最も栄養価が高い場所だと理解していて、好んで食べるというという説もあるほどです。
内臓肉を使用したフードはさまざまなタイプや種類があるので、愛犬が食べやすいものを選んで試してみましょう。このとき、ドライフードを選ぶ場合は、小粒タイプのものにするのもポイントです。
ただし、レバー単体を継続してたくさん食べさせていると、ビタミンA過剰症になるリスクが高まるため、おやつやトッピングで与えるときは少量にとどめてくださいね。


⑧脂質の数値が高いフードを与える


獣医師から脂質制限を指示されていない老犬では、脂質の数値が高いフードを選んでみるといいでしょう。
老犬は基礎代謝が低下して太りやすくなることや、内臓機能が衰えることから、基本的に老犬用ドライフードの脂質量は控えめになっています。
しかし、脂質は犬の嗜好性と大きく関係することや、少量でもたくさんのエネルギーを得られるというメリットがあります。
脂質のリスクよりも食べないことのリスクのほうがはるかに大きいため、脂質の数値が高いフードは有効なのです。
特に子犬用フードは栄養価や嗜好性が高く、消化の負担も配慮されているので、食べない老犬や少ししか食べられない老犬にも与えやすいでしょう。
- 子犬用
- 超小型犬用や小型犬用
- 超小型犬・小型犬の子犬用
また、もともと小型犬は選り好みしやすい傾向にあるため、メーカー側も小型犬用などは嗜好性を高める工夫をしていることも珍しくありません。
そのため、小型犬の子犬用などを選んだほうが、より食いつきが期待できるでしょう。
なお、脂質が高いドライフードを与えることが心配な場合は、フレッシュフードのような、良質な脂質と水分が同時に摂れるものにすると内臓への負担がグッと軽減できますよ。
⑨「食べないだろう」と思うフードをあえて試してみる


「これはうちの子は嫌いだし…」「前に食べなかったから食べないだろう」と思うフードを、あえて試してみるのも1つの方法です。
老犬になると、加齢に伴って認知機能が徐々に低下し、これまで好きだったフードを急に食べなくなるなど、食の好みが変化することもよくあります。
そのため、過去に嫌いだったものが、「ご馳走」に変わっている可能性も十分にあるのです。
実際、私自身も、何度か試して愛犬がまったく口をつけなかったウェットフードを購入時のサービスでもらい、「どうせ食べないだろうな」と思いながらも与えたら、パクパク完食!
食べてくれるフードに嬉しくなって、ケース買いしてしまった気持ちはお分かりいただけるのではないでしょうか。
もちろん、変わらず食べないものもありましたが、「今まではこうだった」という固定概念を一度リセットすることの大切さを実感しました。
この方法をするときは、「食べてくれたらラッキー!」くらいの気持ちで、試してみてくださいね。


⑩1日の中でフードローテーションをする


お腹が極端に弱い老犬にはおすすめできませんが、1日の中でフードローテーションを行うことも試してみてほしいことです。
老犬によっては、朝と同じフードをお昼と夜に出されたら食べない、ということも珍しくありません。
1日の中で味や食感を変えてあげると、目新しさから食べてくれたり、フードに飽きにくくなります。
もちろん、フードローテーションには、食物アレルギーを発症したときに原因を特定しづらくなるというデメリットがあります。
一方で、さまざまな食材を取り入れられるため、食物アレルギーの発症リスクを下げたり、特定の栄養バランスに偏らないというメリットもあり、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
また、ヒトの研究ですが、多様性のある食事は認知機能が低下しにくいと報告されています。(※2)
ヒトと犬の認知症は非常によく似た仕組みということを考えると、犬でもさまざまな食材をバランスよく取り入れられるフードローテーションは、認知機能の健康維持に役立つ可能性があると言えます。
行動編


これまでの与え方や食事内容に加え、食べるきっかけを作ってあげることも大切です。
⑪食べるスイッチを入れる


老犬がご飯を食べないときは、「何なら食べてくれるだろう」と食事内容ばかりに目が向いてしまいがちですが、食べるスイッチを入れてあげることも意識してみましょう。
- 食事前に軽く体を動かす
…数分歩いたり体を動かしたりすることで、血流が良くなり、食欲が出やすくなる - ルーティーンを作り毎回同じ流れで準備する
…食器の音や準備の流れを固定することで、「ご飯の時間」と認識しやすくなる - 食事前にやさしく声をかけたり撫でてあげる
…不安や緊張が和らぎ、落ち着いて食べやすくなる - 何かひと口を口にしてもらう
…最初のひと口が刺激となり、胃腸の動きが活発になることで、食欲が出やすくなる
老犬は、生活リズムの乱れや認知機能の低下などによって、スムーズに食事モードに切り替えることができません。
食べるスイッチが入りやすいようにサポートしてあげることで、自然と食欲がわいてくることもありますよ。
⑫日光浴をさせてあげる


老犬に、1日15分~30分程度の日光浴をさせてあげましょう。
老犬が食べないことと日光浴は、一見関係がないように見えるかもしれません。
しかし、近年の研究では、日光を浴びることでオスのマウスや男性の空腹ホルモン「グレリン」の分泌量が増え、食欲が増進するという報告もあります。(※3)
もちろん、犬での研究はないので、まだまだ不確かなことではありますが、日光浴には多くのメリットがあるため、試してみてもいいのではないでしょうか。
日光浴をすると、幸せホルモンの1つ「セロトニン」の分泌は促進されますが、セロトニンは体内時計を整えたり、ストレスの軽減、気分の安定、免疫力の向上、睡眠の質の向上など、さまざまな働きをしてくれます。
カーテンを開けた窓辺などでも日光浴になるので、愛犬の状態を見ながら日光浴を取り入れてみてください。
ただし、真夏の直射日光は熱中症のリスクが高まるため、時間帯に配慮することが大切です。
老犬にご飯を食べてもらうときに気をつけること


ご飯を食べない老犬では、食べてもらうときに気をつけてあげなければいけないこともあります。
強制給餌は正しい方法を獣医師に教えてもらってから行う


強制給餌は、やり方を間違えると誤嚥につながってしまうため、かかりつけの獣医師にやり方をレクチャーしてもらうことを強くおすすめします。
ご飯を食べない状態が続くと、何とか食べてほしいと強制給餌を検討することもあるでしょう。
また、老犬では自分から食べることができなくなってしまうこともあり、強制給餌が必要になることも珍しくありません。
強制給餌の方法は簡単にネットでも調べられますが、シリンジを押す力加減や一度に押し出す量はもちろん、休憩のタイミングなど、その老犬の状態によってコツやポイントは異なります。
- シリンジを入れる場所と深さ
- シリンジの角度
- 保定の仕方
- 休憩のタイミング
- 力加減や一度の量
- 止めどきのサイン
- 愛犬に最適な硬さ
- 給餌後の姿勢とキープ時間
老犬の誤嚥は命にかかわることもあるため、しっかり獣医師に教えてもらってから行ったほうが安心です。
栄養制限があるときは獣医師に相談する


心臓病や腎臓病が進行して療法食を与えている場合や栄養制限を指示されている場合では、ご飯を食べない状況をそのまま獣医師に伝え、ほかのものを食べさせてもいいか相談してみましょう。
療法食や栄養制限は、病気の治療を支える大切なものです。
しかし、まったく食べない状態が続くことのほうが、体力低下や病気悪化につながることもあり、一時的に制限を緩めたり食べられるものを優先するといった判断をされることも少なくありません。
私自身も、腎臓病で療法食を食べていた別の愛犬がまったく食べなくなってしまったときは、獣医師から食べてくれるものを与えるように指示されたこともありました。
もちろん、自己判断で勝手に食事を変更するのはダメですが、療法食を食べないと悩んだときは遠慮しないで相談してみてください。
ほとんどの獣医師は、老犬の状態に合わせた良い方法を一緒に考えてくれますよ。
定期的に動物病院を受診する


老犬では、ご飯を食べないようなことが見られるようになったら、何も異常がなくても定期的に動物病院を受診することが大切です。
老犬になると、体調の変化が見た目では分かりにくくなったり、いつのまにか病気にかかっていることも少なくありません。
理想は月に1回の受診が安心ですが、難しい場合では2~3ヶ月に1回程度を目安にすると良いでしょう。
ただし、少しでもいつもと違うと感じるようなことがあったり、水もあまり飲まない、24時間何も食べないといったことがあれば、先延ばしにせず早めに動物病院を受診してください。
【自動計算機で確認】愛犬に適切な給餌量を知ることも大切


老犬になると、1日に必要なカロリーが摂れているかを基準に考えることが大切です。
朝ご飯をまったく食べない場合ても、昼や夜でしっかり1日に必要な分を食べられていれば深く心配することはありません。
下記に愛犬の体重や状態、フードの100gあたりのカロリーを入力すると、1日に必要なカロリーや給餌量が自動で算出されます。
計算が大変な飼い主さんのために、食事回数5回分までパッとわかる計算機を作りましたので、ぜひ活用してください。
ただし、代謝の働きや活動量(夜鳴きや徘徊も含め)には個体差があり、上記はあくまでも目安です。
特に老犬では差が大きくなるため、1週間に1度は体重を測り、痩せていたら給餌量を増やす、太っていたら給餌量を減らすと5~10%の範囲内ずつで調整してください。



フード量の急激な増減は体に負担をかけてしまうので、「少しずつ」がポイントです。
実際、私の18歳の体重4kgの愛犬(避妊済み)は、1日に237kcalのカロリーが基準でしたが、それでは全然足りずに500kcal食べなければ体重を維持することができませんでした。
老犬では、体重を維持することが重要になってきます。愛犬が1日にどれくらいのカロリーが必要かを把握できるようにしましょう。




消化にも配慮してあげよう


老犬では給餌量と同時に、消化のしやすさも意識してあげることが大切です。
老犬になると消化酵素の分泌量が減ったり、腸を動かす筋肉も衰えるため、胃腸の動きが悪くなります。
また、老化によって腸内の善玉菌が減ったり(※4)、内臓機能が低下するので、消化吸収しやすいフードを選んであげましょう。
以下に、ドッグフードの消化率をまとめたので、参考にしてください。
| フードタイプ | 消化率の目安(※5) |
|---|---|
| フリーズドライフード | 98%以上 |
| フレッシュフード | 95%以上 |
| エアドライフード | 95%前後 |
| ウェットフード | 80~95%※ |
| セミドライフード | 75~90%前後※ |
| ドライフード | 70~93%※ |
※メーカーによって異なる
もちろん、体質に合う合わないがあるので、必ずしもフリーズドライフードが一番良いというわけではありません。
ただ、フレッシュフードやフリーズドライフードは嗜好性が高く老犬が食べてくれやすいため、一度は試してみてもいいでしょう。
老犬がご飯を食べないときによくあるQ&A


私も経験がありますが、老犬がご飯を食べないと、いろいろな疑問が湧いてきますよね。
モヤモヤがあるままでは、愛犬だけに集中できなくなってしまうため、ここで解決しておきましょう。
まとめ|老犬がご飯を食べないときは食べてもらうための工夫をしよう


老犬がご飯を食べないときは、どうしたら食べてくれるか、何なら食べられるか、そればかり考えてしまいますよね。
老犬がご飯を食べない原因はさまざまありますが、大切なのはなぜご飯を食べないかを考え、愛犬の状態にその都度合わせて食べてもらう工夫をすることです。
また、無理に食べさせるべきかどうかも悩むことでしょう。これは正解がなく、とても難しい問題です。
ですが、実際に私が体験した話をちょっとだけ聞いてください。末期がんで虹組となった2匹の愛犬の話です。


1匹(ラブ)は、シリンジで水を飲んでもらっていましたが、とある日から飲み込むことができず、口からダラダラと水が出てきてしまいました。
一方で、もう1匹(エピ)は自分から食べたり飲んだりすることができなくなっていましたが、抱っこして流動食に口を触れさせると、休みながらも、しっかりと自分の力で飲み込んでくれたのです。
これは、ラブの体が「旅立ちの準備」に入ったのに対し、エピの体は「まだ生きたい」といっている違いです。
犬は体が旅立ちの準備に入ったら、基本的に何をしても飲み込むことはありません。(※6)
だからこそ、食べてくれる「今」を大切にしてくださいね。
参考文献
※1:National Library of Medicine「A canine model of human aging and Alzheimer’s disease」
※2:国立長寿医療研究センター「食事と認知機能(4)【認知症予防】」
※3:nature metabolism「Food-seeking behavior is triggered by skin ultraviolet exposure in males」
※4:Bioscience of Microbiota, Food and Health「Transition of the intestinal microbiota of dogs with age」
※5:FANCL「フリーズドライ製法(1) のドッグフードに高いタンパク質消化率を確認」
※6:AVMA「Elements of and factors important in veterinary hospice」

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