老犬が食べないときの栄養補給は?おすすめフードと食べてもらう工夫5つ

老犬の愛犬がご飯を食べないときに、どうやって栄養補給をするか考えますよね。

点滴や強制給餌も頭をよぎったのではないでしょうか。

私も高齢の愛犬4匹と暮らしていたので、ご飯を食べないときの心配や不安、どうにかして栄養を摂ってもらいたいと焦る気持ちはよく分かります。

老犬にとって、「食べる」ということは、生きるための大切な手段です。栄養を摂れない状態が続けば、体力の低下や免疫力の低下だけでなく、持病の悪化にもつながることも珍しくありません。

だからこそ、老犬には少しでも栄養があるものを食べてもらいたいですね。

この記事では、動物介護士やペットフーディストの私が、老犬が食べないときの栄養補給で意識したいことやおすすめフード、食べてもらうための工夫を解説します。

高田菜月
執筆者

ペットフーディスト / 犬の管理栄養士 / ペット食育士1級 / 動物介護士 / CPD認定犬の認知機能不全症候群修了 / ペット看護士 / ホリスティックケア・カウンセラー ほか

たかだ なつき(高田 菜月)

ペット関連の保有資格は20種以上。4匹の愛犬たちの出産から闘病、介護、看取りまでを20年以上にわたり経験。リアルな知見を活かし、ペット専門ライターとして数々のメディアで記事の執筆・監修を行う。現在もチワックス2匹、ポメチワ1匹、カニンヘンダックス1匹の4匹と暮らす。

目次

老犬が食べないときに栄養補給で意識したいこと

老犬が食べないときは、「栄養を摂ってもらいたい」という気持ちが先行してしまいがちです。

頭の中では、どうしたらいいかとそればかり考えてしまいますよね。そんなときだからこそ、ひと呼吸おいてみましょう。

食べない老犬の栄養補給では考える視点を少し変えることが大切なので、次のポイントを意識してみてください。

ここで、もう少し詳しく見ていきましょう。

まずは一口でも食べてもらうことを優先する

老犬が食べないときこそ、栄養バランスが気になるところですが、まずは一口でも食べてもらうことを優先しましょう。

もちろん、ちゃんと食べてくれているときなら、犬に必要な栄養がバランスよく含まれる「総合栄養食」を選ぶのが基本です。

しかし、食べないときは栄養バランスにこだわりすぎるよりも、「今、食べてくれるもの」を少しでも食べてもらったほうが、エネルギーや水分を補うきっかけになります(※1)

実際に、私の愛犬がまったく食べられなくなってしまったときは、焼き芋やレトルトの甘栗、ハンバーグや豚汁(ネギ抜き)なら口にしてくれたということもありました。※月に1~2回の定期通院あり

最初のうちはほんの一かけらしか食べてくれませんでしたが、少しずつ口にできる量が増え、半年後にはいつもの総合栄養食のフードが食べられるようになりましたよ。

食べない時期は不安が大きいですが、ほんの一口でも食べてくれると、それだけで嬉しくて少し安心できるものです。

何がきっかけになるかはその子によって違うため、まずは一口でも口にできるものを探してみましょう。

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一度に食べさせようとせず少量をこまめに与える

老犬が少しでも食べてくれると、「次は食べないかもしれないから、このままもう少し食べてほしい」と思ってしまいがちですが、一度に食べさせようとせず回数を分けて与えましょう

一度にたくさん食べられなくても、少量をこまめに口にできれば、1日の栄養やエネルギーを補いやすくなります。

特に老犬は、若いころに比べて消化に時間がかかりやすく、一度に食べられる量が少なくなることも珍しくありません。

また、食べない時間が続いていた老犬に一度にたくさん食べさせると、胃腸に負担がかかったり、気持ち悪くなって次の食事を嫌がったりすることもあります。

「1回の食事でどれだけ食べたか」だけを見るのではなく、1日を通してどれくらい口にできたかを見てあげることが大切です。

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「いつも」「これまで」にこだわりすぎない

老犬が食べないときは、「いつも〇〇だった」「これまで〇〇だった」の考えは一旦忘れましょう。

老犬になると、加齢によって行動や感情などのコントロールに関わる前頭葉の働きが低下して、嗜好性が変化したりこだわりが強くなることも珍しくありません

これまでウェットフードを好んで食べていた子がドライフードなら食べることもあれば、普段は口にしなかった食材を食べることもあります。

また、同じ食べ物でも、温度や形状、出し方を変えるだけで、食べてくれる可能性がグッと高くなります。

実際、私の愛犬も、同じ鶏胸肉でも茹でたものは食べなくても、焼いたものなら食べるということもよくありましたよ。

これまでの好みや食べ方にこだわりすぎず、「今」の愛犬に合う方法を探してみましょう。

多少の働きかけは必要だが無理強いしすぎない

ご飯を食べない老犬の栄養補給のために、食べ物を口元まで持っていったり、少量を口の中に入れるなど、多少の働きかけが必要なこともあります

本来であれば、自分から食べ始めてくれるのが一番いいのですが、食べないときはフードを置いて待っているだけでは、ずっと口をつけないということが起こるでしょう。

実際、私の愛犬は17歳のときに認知症になり、「食べ物」ということがわからないのか、口の中に入れてあげないと食べられませんでしたよ。

もちろん、嫌がって逃げているのにしつこく追いかけまわしたり、飲み込んでいないのにさらに口に入れたりするのは、余計にご飯を食べなくなったり誤嚥につながるためNGですが、多少の働きかけは必要です。

老犬によって反応が違うため、どこまでが良くてどこまでがダメという明確な基準がなく難しいところですが、無理強いしすぎないように注意しながら、愛犬のペースに合わせて手助けしてあげましょう。

食べない老犬の栄養補給のフードを選ぶポイント4つ

「食べない」という悩みを抱えている老犬の栄養補給では、通常のドッグフード選びの基準が当てはまらないこともあります。

ここでは、老犬の栄養補給のためのフードを選ぶときに見ておきたいポイント4つをご紹介します。

少量でもエネルギーやたんぱく質を摂りやすいもの

老犬の栄養補給は、少量でもエネルギーやたんぱく質を摂りやすいフードを選びましょう。

食べない老犬では、いつ、どれだけ食べてもらえるかは分かりません。

だからこそ、口にしてくれた一口が、少しでも栄養補給につながりやすいものがおすすめです。

たとえば、主原料に鶏肉や牛肉、魚、卵などの動物性たんぱく質を使ったものや油分を適度に含むもの、カロリーが高めのものなどが選択肢になるでしょう。

老犬が食べやすい形状のもの

フードを選ぶときは、柔らかいもの舐めやすいもの、ほぐしやすいものなど、老犬が食べやすい形状のものがいいでしょう。

食べやすい形状の例

スープ状、ムース状、ペースト状、ミンチ状、柔らかく煮込まれたもの など

ウェットフードやフレッシュフード、水で戻して使用するフリーズドライフードなどがこれに当たります。

もちろん、ドライフードをふやかして与えても問題ありませんが、上記のフードに比べて嗜好性は下がりやすいので、愛犬の様子を見ながら使い分けましょう。

嗜好性の高いもの

食べない老犬の栄養補給では、「食べてみたい」と思ってもらえるような嗜好性の高さも大切です。

もちろん、老犬によって好みは異なりますが、一般的には以下のようなものが嗜好性が高い傾向にあります。

老犬の食いつきが期待できるもの
  • レバーやハツなどの内臓肉が使用されている
  • 複数の肉や魚が使用されている
  • 脂質が適度に含まれている
  • かぼちゃやさつまいもなど甘みが感じられるものが使用されている

どれだけ栄養価が高くても、食べてもらえなければ栄養補給にはつながりません。

老犬の好みは日によって変わることもありますが、愛犬の「今」の好みを探してみましょう。

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消化しやすいもの

老犬の栄養補給を考えるうえで、消化のしやすさに配慮されたフードを選ぶことも重要です。

せっかく口にしてくれても、消化に負担がかかるものでは、栄養をうまく吸収できないことがあります

フードタイプ消化率の目安(※2)
フリーズドライフード98%以上
フレッシュフード95%以上
エアドライフード95%前後
ウェットフード80~95%
セミドライフード75~90%前後
ドライフード70~93%

※メーカーによって異なる

もちろん、消化・吸収の働きは老犬によって異なるため必ずしもこの通りとは限りませんが、判断材料のひとつにはなるでしょう。

また、ドライフードを使う場合は、ぬるま湯でふやかすと消化しやすくなりますよ。

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食べない老犬の栄養補給に試したいおすすめフード4選

ここでは、私たち「いぬのじかん」が見つけた、食べない老犬の栄養補給に試したいおすすめフード4選をご紹介します。

今回注目したのは、阪急ハロードッグのオリジナルフード「eugreen(ユーグリーン)」です。

安心して与えられる素材で作られているだけでなく、老犬の栄養補給を考えるうえでも注目したいスーパーフードのユーグレナが配合されています。

「ユーグレナ」とは?

ユーグレナは13種のビタミンや12種類の不飽和脂肪酸など、計59種類の栄養素がバランスよく含まれる微細藻類。
細胞壁がないため、消化吸収率が高い。

なかでもレトルトフードはひとつひとつ手作りされており、手作りご飯のようで食べない老犬でも試しやすいでしょう。

【eugreen】ユーグリーン 機能性プラス チキン

パッケージ表面
パッケージ裏面
原材料表示
保証成分値
開封口
粒の形状
粒のサイズ計測

← 左右にスライドできます →

ユーグリーン 機能性プラス チキンは、新鮮な九州産銘柄地鶏を主原料に使用した総合栄養食のドライフードです。

スーパーフードのユーグレナが配合されているのはもちろん、関節の健康維持をサポートするグルコサミンやコンドロイチンや、お腹の健康維持をサポートするフェカリス菌(乳酸菌)が配合されています。

老犬では、加齢とともに体内で作られるグルコサミン・コンドロイチンが減ったり、腸内細菌が減りやすいため、そうした成分が配合されているのは嬉しいですね。(※3)

実際に食べムラが激しい愛犬たちに試してみましたが、かなり美味しいのか、みんなすごい勢いで食べてくれました。

ドライフードは水分量が少ないぶんカロリー密度が高いため、食べてくれるなら老犬の栄養補給の選択肢のひとつになるでしょう。

ただし、たんぱく質量が控えめなので、筋肉もつけたい場合は次からご紹介するレトルトフードや、肉や魚をプラスしてあげることをおすすめします。

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価格
(税込)
【初回限定トライアルセット】
1,430円 / 120g×2袋
※今なら+1袋プレゼント
対象年齢成犬~シニア犬
タイプドライフード
総合栄養食
粒サイズ直径約7~8mm、厚さ約3mm
レシピ展開チキン、フィッシュ
特徴・小麦グルテンフリー
・国産の厳選した原材料を使用
・犬の健康に不要な添加物不使用
・ユーグレナ配合
・グルコサミン・コンドロイチン配合
・乳酸菌(フェカリス菌)配合
成分たんぱく質;18.4% 以上
脂質:10.8%以上
粗繊維:0.7%以下
灰分:4.1%以下
水分:10.0%以下
カロリー:366kcal/100g
原材料鶏肉(みつせ鶏)、 大麦、 玄米、白米、 鰹節、ビール酵母、 大麦ぬか、米油、卵黄粉末、 発酵調味液、 梅果汁、 わかめ、 フラクトオリゴ糖、昆布、豚軟骨抽出物(コンドロイチン硫酸含有)、ユーグレナグラシリス、にんじん、ブロッコリー、 かぼちゃ、さつまいも、小松菜、 乳酸菌 (フェカリス菌)、 セレン酵母 / グルコサミン、ミネラル類 (貝殻未焼成カルシウム、 塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、 ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類 (ビタミンA、ビタミンD、ビタミン E、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

【eugreen】牛ミートボール

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牛肉は香りや旨みが強く、脂質も適度に含まれるため、犬の嗜好性が高い傾向にあります。

そんな牛肉で作られたのが、牛ミートボールです。ひき肉なのでほぐれやすく、噛む力が落ちた老犬や歯がない老犬でも食べやすいでしょう。

また、香味野菜風味や添えられているパセリは食欲を促しやすいのもポイントです。

愛犬たちにもほぐしてから食べてもらいましたが、超がつくぐらい選り好みが激しい愛犬も夢中になって食べていたので、食いつきの良さはかなり期待できると思います

ミートボール状になっていますが、小型犬には1個がやや大きめなので、食べない老犬ではつぶしたりほぐしてあげたほうがいいかもしれません。

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価格
(税込)
726円 / 100g(5個入り)
対象年齢全年齢
タイプウェットフード
副食
特徴・健康に不要な添加物不使用
・ユーグレナ配合
・やわらかく老犬も食べやすい
成分粗タンパク質:7.6%以上(18.5%)
粗脂肪:2.4%以上(5.9%)
粗繊維:0.6%以下(1.5%)
粗灰分:0.7%以下(1.7%)
水分:59.0%以下
カロリー:87kcal/100g
原材料牛肉、パセリ、トウモロコシ澱粉、ユーグレナグラシリス

※()内は水分を0としたときの乾物値

【eugreen】チキンのトマト煮

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チキンのトマト煮2
チキンのトマト煮3

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日本で暮らす犬の多くが好きな鶏肉やキャベツを、トマトで煮込んだフードです。

人では、トマトに含まれるクエン酸が胃の働きを元気にさせ、食欲を促すとされています。

また、キャベツも胃腸を元気にして、消化吸収をサポートしてくれるため、食べない老犬の栄養補給にぴったりと言えるでしょう。

お肉も柔らかく、小さくカットされていて、こちらも愛犬たちの食いつきはバッチリでした。

水分が豊富に含まれているため、カロリーはやや低めですが、たんぱく質がしっかり摂れますよ!

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価格
(税込)
726円 / 100g
対象年齢全年齢
タイプウェットフード
副食
特徴・健康に不要な添加物不使用
・ユーグレナ配合
・タンパク質が豊富
・水分が豊富
成分粗タンパク質:7.1%以上(61.7%)
脂肪:1.0%以上(8.7%)
粗繊維:0.3%以下(2.6%)
灰分:0.6%以下(5.2%)
水分:88.5%以下
カロリー:47kcal/100g
原材料鶏肉・トマト・キャベツ・ひよこ豆・ユーグレナグラシリス

※()内は水分を0としたときの乾物値

【eugreen】トマトリゾット

トマトリゾット1
トマトリゾット2
トマトリゾット3

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栄養価の高い玄米は、炭水化物なので効率よくエネルギーを補いやすく、老犬の栄養補給にも適しています

炭水化物というと、避けたほうがいいというイメージを持っている飼い主さんも多いですが、たんぱく質・脂質と並ぶ犬の3大栄養素のひとつであり、体を動かすために大切なエネルギー源です。

さらに、トマトや人参、パプリカなどの緑黄色野菜に加え、食欲を促しやすいセロリなども使用されており、さまざまな食材から栄養を取り入れやすいのも魅力でしょう。

お肉類は入っていませんが、袋を開けた瞬間からみんなそわそわで、あっという間に食べてしまいました。

リゾットになっているので消化にやさしく、水分もしっかり摂れるので、少しでも食べてほしい老犬にも与えやすいフードですよ。

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価格
(税込)
726円 / 130g
対象年齢全年齢
タイプウェットフード
副食
特徴・健康に不要な添加物不使用
・ユーグレナ配合
・効率よいエネルギー源
・水分が豊富
成分粗タンパク質;1.1%以上(7.3%)
粗脂肪;0.4%以上(2.6%)
粗繊維:1.0%以下(6.6%)
粗灰分:0.6%以下(4.0%)
水分:85.0%以下
カロリー:62kcal/100g
原材料玄米・トマトジュース・人参・パプリカ・セロリ・ユーグレナグラシリス

※()内は水分を0としたときの乾物値

ユーグレナの詳細や阪急ハロードッグのこだわりは以下からもご覧いただけます。
阪急ハロードッグ「eugreen」公式サイト

老犬が食べないときの栄養補給で食べてもらう工夫5つ

愛犬が食べてくれそうなフードを選んでも、食べてくれるかはわからないですよね。

私も高齢の愛犬たちがご飯を食べないときに、さまざまなフードを試したので、「これは食べるかな、食べないかな」とよくドキドキしていました。

少しでも栄養補給ができる確率を上げるためにも、老犬に食べてもらう工夫をしてみましょう。

人肌程度に温める

すでにもう試したと思いますが、フードは人肌程度に温めてから与えましょう。

温めることは、香りを立たせるだけでなく、口当たりをやさしくすることに役立ちます

老犬は歯周病などで口の中にトラブルを抱えていることも多く、温度によってはしみたり痛みを感じたりして、食べたくても食べられないということも少なくありません。

できるだけ口の中に近い温度(人肌程度)にしてあげることで刺激になりにくく、老犬が食べやすくなります。

食感を変える

同じフードでも、食感を変えるだけで食べてくれることがあるので試してみましょう。

老犬になると、噛む力や飲み込む力が低下したり、口の中の痛みや違和感、独自のこだわりなどで、食べにくいと感じる形状や苦手な食感が出てくることも珍しくありません。

実際に、私の高齢の愛犬は、お気に入りだったウェットフードを食べなくなったことがありました。

「もう食べないのかな…」と思いながらも、試しにミキサーで食材の形が残らないくらいドロドロにしたところ、また食べるようになったということがありましたよ。

とはいえ、ペースト状が苦手な子もいるため、愛犬の反応を見ながら食感を調整してみましょう。

一口ずつ口元に持っていく

食べない老犬では、目の前にフードを置くだけでなく、一口ずつ愛犬の口元まで持っていってあげましょう。

食欲がまったくないように見えても、口元に近づけることで匂いに気づいたり、口の中に入れたことをきっかけに食べてくれることもあります。

ただし、スプーンを怖がる子もいるため、その場合は手や指先などを使ってみるといいでしょう。

また、一度に多くの量を口に入れるのではなく、少しずつ、飲み込む様子を確認しながら進めることが大切です。

水分補給も忘れない

老犬が食べないことと水分補給は一見関係ないように見えますが、体内の水分が不足するとよけいに食べなくなることがあるので、水分を摂ってもらうことも大切です。

人では、水分が不足すると血液の循環が悪くなって消化器の働きが低下したり、消化液の分泌が減って食欲不振が起こるとされています。

また、犬でも脱水によって食欲が低下することもあるため、水分補給もしっかり行いましょう。

特に老犬は加齢によってさまざまな機能が低下し、水を飲む量が減りがちなので、水を飲んでもらう工夫もあわせて行うことが大切です。

⇒高橋さん記事

食器・姿勢・食べる場所・タイミングを見直す

老犬が食べないときは、フードだけでなく、食べる環境や与えるタイミングも見直してみましょう。

たとえば、食器が気に入らない、首を下げる姿勢がつらい、床が滑ってうまく踏ん張れない、周囲が騒がしく落ち着かないなど、食べる環境が原因で食べにくくなっていることも珍しくありません

また、起きてしばらくは食べられない、自分が食べたいときじゃないと食べないといったこともあり、その子に合わせたタイミングを見つけてあげることも大切です。

ご飯を食べないときの対処法は、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもチェックしてみてくださいね。

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【栄養補給の前に】老犬がこんなときは早めに動物病院を受診して!

栄養補給も大切ですが、老犬に以下のような様子が見られるときは、早めに動物病院を受診してください。

  • 24時間以上ほとんど食べていない
  • 水も飲めていない
  • 嘔吐や下痢がある
  • ぐったりしている
  • 急に食べなくなった
  • 体重が急激に減っている
  • 呼吸が荒い、震えているなど明らかに様子がおかしい

老犬が食べないときは、加齢だけでなく、口の中の痛みや内臓の不調、認知機能の低下などが関係していることもあります。

特に腎臓病や心臓病、糖尿病、消化器疾患など持病がある老犬では、食べないことで状態が悪化しやすくなるので注意が必要です。

十分な栄養を摂れない状態が続く場合は、経鼻カテーテル(鼻から胃に管を通して直接栄養を届ける方法)が必要になることもあるため、早めに獣医師に相談しましょう。

まとめ|食べない老犬の栄養補給はまず一口食べてもらうところから始めよう

老犬が食べないときは、一口でも食べてもらうことが栄養補給につながります

まずは栄養バランスにこだわりすぎず、少量でもカロリーやたんぱく質を補いやすいものや、やわらかく食べやすいものを選んでみましょう。

今回紹介したeugreenのフードは、ドライタイプから手作りのレトルトフードまでそろっているため、愛犬の好みや食べやすさに合わせて試しやすいのが魅力です。

ユーグレナ配合で幅広い栄養を補いやすく、食べない老犬の栄養補給にも取り入れやすいでしょう。

あなたの愛犬が、少しでも美味しくご飯を食べられますように。

もう一度おすすめフード4選を見る

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この記事を書いた人

たかだ なつき(高田 菜月)のアバター たかだ なつき(高田 菜月) ペット専門ライター・ペット専門家

長年人間の介護に携わってきたが、寝たきりになった愛犬の介護をきっかけにペット業界へ。
ペット専門ライター歴は7年。
すべての犬猫が幸せに暮らせる社会の実現を目指し、さまざまなメディアで犬の食事や健康、介護、ペット保険などの記事の執筆・監修を行う。ペット専門ライティングチーム「いぬのことば」も運営。

18歳・17歳・16歳・14歳と、4匹の愛犬を最期まで自宅で介護し、看取った経験を持つ。現在も4匹の愛犬と暮らしながら、老犬のためのオンラインサロン「いぬのじかん」を運営。実店舗における老犬のトータルケアサロン開業に向けても準備中。

【保有資格】
動物介護士 / ペット終活アドバイザー / CPD認定 Canine Cognitive Dysfunction(CCD)修了 / ペットフーディスト / ペット食育士1級 / 犬の管理栄養士 / メディカルトリマー / ホリスティックケア・カウンセラー / ペット看護士 / 愛玩動物救命士ほか
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